![薄くスタイリッシュなボディが特徴。ある意味でFireらしくないかも?](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cb9e1df61e2dcd8166ffe2b5c2b034d883286.jpg)
よいところ3:指紋認証搭載でさらに使いやすく
従来のFireタブレットは、スマホなどでは一般的な指紋認証や顔認証といった生体認証を搭載しておらず、画面のロックを解除するのに毎回PINコードを手入力しなくてはいけないなど、使い勝手はいまいちでした。
今回のFire Max 11は、電源ボタンと一体化した指紋認証センサーを搭載しており、指先で軽く触れるだけでロックの解除を行えます。これならば、PINコードの入力が煩わしいからと常時ロックを解除していて家族に勝手に使われてしまう心配もありません。
![電源ボタンと一体化した指紋認証センサーを搭載。すばやいロック解除が可能です](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/6/1280wm/img_6685ec651c373ba2872d8e9de157eae0105228.jpg)
よいところ4:Kindleアプリ上で本が買える
電子書籍ストア「Kindle」はiPhoneやiPad、Androidでもアプリを利用できますが、本はアプリ上で直接購入することができず、いったんブラウザを開いてAmazonのサイト上で購入し、それをアプリに送って閲覧するという二度手間がかかります。これはストア側の制限によるもので、お世辞にもスマートとは言い難い設計です。
しかしこのFireタブレットは、Kindleアプリで本を読み終えたら、そこで表示される続刊のページを直接開き、そのままクリックしていくだけで購入できてしまいます。これはサンプルを確認したあと正式に購入する場合も同様です。Amazon自身が手掛けるFireタブレットならではのこの特徴は、iOSやAndroidでなく敢えてFireを選ぶ大きな理由と言えます。
![サンプル本を読み終えたあとのページの比較。一般的なAndroidタブレット(左)と違って、Fire(右)には購入ボタンがあり、アプリ外に移動することなくスムーズに本を購入できます](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/1280wm/img_b2e5801b6caa11bee6a63044d84a45c8115805.jpg)
よいところ5:豊富な拡張性
本製品はオプションとして、手書き入力が可能なスタイラスペンや、カバー一体型のキーボードが用意されており、電子書籍や動画の鑑賞といった従来の用途だけでなく、さらに幅広い使い方が可能になっています。
iPadにも同様のオプションが用意されていますが、本製品の場合スタイラスペンは4,980円、キーボード付きカバーは10,980円と、iPadにおける同様のオプションの3分の1以下に抑えられており、リーズナブルに環境を構築できます。このほか1TBまでのメモリカードが使えるのも、現行のタブレットにはあまりない利点の一つです。
2023.07.21(金)
文=山口真弘