最近、スマホの中で、そのシェアを大きく伸ばしているブランドが、Googleが展開する「Pixel」シリーズです。先月には、それまで87週連続してトップ2を独占していたAppleの「iPhone」を抜き、Pixelシリーズの最新モデル「Pixel 7a」が2位に食い込んだことが話題になりました(BCN調べ。2023年5月8日週のスマホ売れ筋ランキング)。
そんなPixelブランドからこのたび新たに登場したのが、タブレット「Pixel Tablet」です。見た目は一般的なAndroidタブレットながら、付属のスピーカー内蔵スタンドを使うことでスマートディスプレイに変身するなど多彩な使い方が可能な本製品、今回は、普通のタブレットとは一味違った本製品の活用方法のバリエーションを紹介します。
その1:タブレットとして使う
本製品は、単体では至って普通のAndroidタブレットです。画面サイズは10.95型と、現行のiPad(10.9型)とほぼ同じで、メモリも8GBと潤沢なためサクサク動作します。電子書籍の閲覧やインターネットのブラウジング、さらにはゲームなど幅広く利用できます。アプリも最小限でスッキリしているのも好印象です。
その2:スマートスピーカーとして使う
本製品は、付属のスピーカー内蔵スタンドに取り付けることによって、天気などの質問に音声で答えたり、部屋の照明やエアコンなどの家電製品をスマートリモコン経由で操作したりと、スマートディスプレイと同じ使い方ができます。このスタンドは充電機能も備えているため、未使用時はここにセットしておくことで、ケーブルをつながなくとも充電を行えます。
その3:動画再生端末として使う
本製品をスピーカー内蔵スタンドに磁力で吸着させると、その瞬間から音声の出力先が切り替わり、広がりのある音を楽しめるようになります。音楽再生はもちろん、画面サイズが大きいことから、YouTubeやNetflixといった動画視聴用の端末としての利用にもぴったりです。サービスによっては音声での起動や操作も行えますので、作業中で手が離せない場合にも重宝します。
2023.07.06(木)
文=山口真弘