躍進する王都バンコクを“自分スタイル”で楽しみ尽くしたいなら、ポイントとなるのがホテル選び。王道の老舗から話題の最新ホテルまで、今の気分にあった一軒をセレクトしたい。
“私だけのバンコク”を実現するホテル選びにおすすのホテル6軒を6回にわたりご紹介。
母なる川の包容力に心地よく身をゆだねる
◆Capella Bangkok(カペラバンコク)
![夜になると、客室の窓の外にはライトアップされたディナークルーズが行き交う。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f40f5d6f74f44f623facd89941b05e06114119.jpg)
チャオプラヤー川とバンコク最古の車道であるチャルンクルン通りに挟まれた一帯は、文化が始まり、混ざり合う場所。そんなバンコクの原点ともいえる地で優雅な姿を見せるのがカペラバンコクだ。
![緑と水辺を感じる“ヴィラ” 100,000タイバーツ~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/e/1280wm/img_fe22d95fed26636de988b0ad66c2ba14149965.jpg)
睡蓮が咲く池に臨むロビーに足を踏み入れたら、ゲスト限定の「ザ・リビングルーム」で、ゆったりとチェックインを。一面の窓から眺めるのは、悠々たる川。プール付きのヴィラを含め、全客室がリバービューという贅沢な設計だ。
![アールデコ調のバー「ステラ」では、歴史に名を残す女性戦士などをイメージしたカクテルを。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/1280wm/img_505de78cbce0b321c965b80ebd1ff178534116.jpg)
館内は風格がありつつ、スモールラグジュアリーのような静穏さがある。ラタンの椅子やタイシルクのファブリックなど、インテリアにさりげなくローカルの風情を取り入れた共有スペースも、肩の凝らない上品なくつろぎの場だ。
![「ティーラウンジ」の“カペラシグネチャーハイティー”。ワゴンで運ばれるお茶を2種、スウィーツ3種を選び、シノワズリなウェッジウッドの器で味わう。2名 3,000タイバーツ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/1280wm/img_83793a0781f053c978a55882fdceb57f113312.jpg)
洗練された文化は、食のもてなしにも。手摘みハーブの香りに包まれるハイティーが優雅な「ティーラウンジ」、オープンエア席が心地よい伝統タイ料理の「プラナコーン」、フランスの3ツ星シェフが率いる「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」の創作料理まで、選択肢は豊かだ。
![スパトリートメント後は、庭でお茶と伝統菓子“ルークチュップ”](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/1280wm/img_08e4f42ff3e526fb5d93ecc3c2dc891a213324.jpg)
さらに、隠れ家のような別棟にあるスパ「アウリガ・ウェルネス」でトリートメントを受け、緑豊かな庭でくつろげば、深い深い癒やしの世界へ……。
![プールサイドでうたた寝していると、いつしか川を遊覧しているような気分に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/6/1280wm/img_66953f0f7d58742884de7ad4462269c1274181.jpg)
朝、目覚めたとき、目の前の川にはすでに活気が。このバンコクらしい気配に寄り添いながら、一日中ここに籠もろうと決めるゲストは少なくないはずだ。
![“リバーフロントプレミア・キング”は、バスルームもリバービュー。199,000タイバーツ~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/f/1280wm/img_af04f2565557e2220bdeddd4cc02ad03112808.jpg)
Capella Bangkok(カペラバンコク)
所在地 300/2 Charoenkrung Rd, Yannawa, Sathorn, Bangkok
電話番号 0 2098 3888
客室数 101室
料金(1室) 20,000タイバーツ~(2名利用)
【日本での予約先】ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド フリーダイヤル 0120-086-230
https://capellahotels.com/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.19(月)
文=芹澤和美
撮影=志水 隆
構成=矢野詔次郎
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。