この記事の連載
王室ゆかりの国鉄駅や宮殿、山頂の古寺院、象の保護施設など、都会の喧騒の届かないホアヒンには、少しスローな時間が流れている。
リゾートだけでないホアヒンの魅力を、4回に渡りご紹介。ぜひお見逃しなく!
マングローブ林から続く丘に建つパノラマビュー広がる寺院
◆Wat Khao Krailart(ワット・カオ・クライラート)
![ワット・カオ・クライラートからはホアヒン・ビーチの美しい景観が見渡せる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/1280wm/img_0b774dec5a2f8c16e31f379a210a839d348739.jpg)
ホアヒン市街から車で10分ほどの小高い丘の上に建つワット・カオ・クライラート。頂に登るとホアヒンの街並みとブルーに輝くビーチのパノラマビューが眼下に広がり、周囲には様々な様式の仏堂や仏塔が建ち並ぶ。
![ホアヒンの都市部に現存する最後のマングローブ林を保護する「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクト」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/1280wm/img_a1d74fe1e12f4531ae4605c5d56849db358499.jpg)
規模こそ控えめだが王室やチバソム創始者との所縁を持ち、大切に敬われてきた寺院の一つであることが、その佇まいから伝わってくる。
![歴史を感じさせる仏堂の佇まい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/1280wm/img_da8e4cc3e20070c434294bb8c7dd9863392122.jpg)
丘のふもとには、ワット・カオ・クライラートやチバソム、シラパコーン大学などによる官民共同事業「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクト」のマングローブ林が広がっている。
![境内にはカラフルな魔除けが。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/1280wm/img_c2cbf74a36b22d51713ca72a3ade4943348485.jpg)
チバソムではこれまでに5千本以上の苗木を植樹し、遊歩道とワット・カオ・クライラートへと続く階段を整備してきた。自然豊かなホアヒンは、人々のこうした地道な努力によって守られている。
Wat Khao Krailart(ワット・カオ・クライラート)
所在地 GX9F+GMQ, Nong Kae, Hua Hin, Prachuap Khiri Khan
拝観時間 8:00~17:00
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.05.10(水)
文=張替裕子(ジラフ)
撮影=橋本 篤
コーディネート=長屋良典(T-Live)
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。