寒い季節に仕込むのがベスト いつかチャレンジしたい味噌作り

 味噌作りの材料は、大豆、米麹、塩のみといたってシンプル。それだけに素材選びが大事になります。市販でお気に入りの味噌はこれ、と決めている人も多いと思いますが、自家製なら材料を吟味して、配合もアレンジしながら贅沢な味噌作りが楽しめます。

 寒い季節に仕込んでゆっくりと発酵させ、味に深みが出た自家製を『がんばりすぎない発酵づくり』を参考に手作りして味わってみてはいかが。

味噌を使って みそドレッシングの蒸し野菜サラダ

●材料(2人前)

みそドレッシング
・みそ大さじ:1
・甘酒大さじ:3
・酢大さじ:1
・ごま油大さじ:2
・しょうが〈おろす〉小さじ:1

・ブロッコリー、カリフラワー、かぶ、かぼちゃ:各適量

●作り方

(1) ドレッシングの材料をボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。

(2) ブロッコリーとカリフラワーは小房に分け、かぶはくし形に切り、かぼちゃは一口大に切る。

(3) たっぷり蒸気の上がった蒸し器にかぼちゃを入れて5分蒸し、その後かぶ、ブロッコリー、カリフラワーを入れ2分蒸す。皿に盛りつけ、ドレッシングをかける。

 そのままでも食べられるキムチや甘酒、味噌汁で多くを消費する味噌も、市販のものがたくさんありますが、いずれも微生物がゆっくりと味わいを作り上げる発酵食品なだけに、手作りすると美味しさもひとしお。美味しさだけでなく、免疫力もアップしてくれる発酵食品を、これを機に手作りしてみてくださいね。

もう失敗なんて怖くない! がんばりすぎない発酵づくり

定価 1,650円(税込)
文化出版局
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発酵食のスペシャリストである舘野真知子さんが、健康的で美味しい甘酒、味噌、白味噌、水キムチ、ヴィーガンキムチの失敗しない作り方を、初心者でも優しく作れる詳しいプロセスカット付きで紹介。発酵を上手に促すために欠かせない温度、時間、分量なども丁寧に案内されている。
https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579214235/

著者の舘野真知子さんは2022年5月に逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。

2023.01.31(火)
文=CREA編集部
写真=ローラン・麻奈