ご覧あれ、肘の角度に顔の向き、ぴったり息の合ったお手振り姿。本年もますますのご活躍を期待される愛子さまが、1月2日の新年一般参賀で披露した“母娘ユニゾン”である。
「袖口の6つの飾りボタン、地紋入りの生地、『梅春もの』とされる新年にふさわしい明るい色合いと、装いからも皇后陛下との親和性が感じられます。初参列に心を落ち着けて臨めるよう、お母様との絆をデザインに託されたのかもしれません」(歴史文化学研究者の青木淳子氏)
4月には宮内庁に広報室が新設 SNSも解禁
堂々と参賀デビューを飾った愛子さまだが「以前のような、2万人の大歓声でお迎えできなかったことが惜しまれます」と皇室解説者の山下晋司氏は語る。
「感染症対策のため、参賀者は令和2年の10分の1ほどに絞られました。陛下や皇族方は宮殿のベランダから全体をご覧になれますので、人の少なさをより強く感じられたはずです。3年ぶりの実施でしたが、少人数で歓声も制限されていましたので、お祭りのような賑やかさはなく、粛々とした儀式のようでした」
静寂の幕開けとなったが「宮内庁は4月に広報室を新設し、ホームページの刷新やSNS開設に動き出す」と山下氏。母娘ユニゾンを宮内庁公式ユーチューブで拝める日も近い?
撮影 JMPA
2023.01.18(水)
文=「週刊文春」編集部
撮影=JMPA