この記事の連載
歴史ある建築物がスタイリッシュに変身した「Wイスタンブール」
![写真左側 がスレイマン・セバ通り。2本の坂道 に挟まれたV字型の建物だ。外観はオスマン帝国時代の歴史が感じられる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/e/1280wm/img_4e021350526963e17dfb7e867d9b598d94653.jpg)
ボスポラス海峡側から坂を上ると道がV字型に2本に分かれるが、その中央部分が「W イスタンブール」だ。その左側の通りがスレイマン・セバ通り。スレイマン・セバ通りは、2022年8月、イギリスの人気雑誌『タイムアウト』が行った「世界で最もクールな通り 33選」に選ばれた美しい通り。緩やかな坂の両側は、オスマン帝国時代、ドルマバフチェ宮殿の上級管理職の住居だった白亜の美しい建物が連なっている。
「イスタンブールの旅」特集#1、#2でご紹介したニシャンタシュ地区へも徒歩圏内というロケーションだ。
![エントランスから一歩入ると別世界になる。宇宙に吸い込まれてしまいそうなキラキラ光る廊下の先にレセプションがある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/9/1280wm/img_592e223fc6ce00563afc80367a21e75c187325.jpg)
大阪にもある「Wホテル」は、スタイリッシュなデザインホテルとして知られるホテルブランド。ここ、イスタンブールの「Wイスタンブール」は、外観はオスマン帝国時代の建物だが、一歩中に入ると別世界が広がっている。
![レセプションに先にあるラウンジは、鳥籠をイメージしている。奧にはバーカウンターが見える。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/1280wm/img_93dd9b2cd42a0b31edec1d1ba999ee45149110.jpg)
![スタイリッシュなバーカウンター。夜にはDJも入る。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/1280wm/img_81ef3c06e1cbe4796b2adc3cccb2a6e8156820.jpg)
レセプションまでのエントランスは、黒を基調に、歩いている間に色が変わっていくキラキラとしたライティングが施されている。ここですっかり「Wマジック」に心を奪われてしまう。レセプションでチェックインを済ませると、その先には鳥籠を模したラウンジ、ライトアップされたバーを通った先に、客室への通路がある。
![客室は、室内全体を広く使ってもいいし、中央の仕切りを閉じて大きなバスルームとしても使える造り。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/f/1280wm/img_ffb62ee02f39db071ebf6d366de693f9131256.jpg)
客室の造りも個性的。バスルームにはバスタブがなく、シャワーブースがあるだけ。大きな鏡とシンクはベッドの横にある。ベッドとの間のパーテーションを閉じれば、部屋の面積の半分が、シャワーブースとクローゼット付きのバスルームになるという造り。
![中庭側にプライベートカバナが付いている客室もある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_2008d7906538e58dc5daf265f904e6cd178291.jpg)
客室によっては、プライベートカバナが付いている。街中ながら、V字型の建物の中央は中庭になっているので、街の喧騒が届くことなく、まるでリゾートホテルのカバナのような雰囲気だ。
![スパのマッサージルーム。モノクロ写真のようなスタイリッシュなインテリアだ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_205fc92eca28788c48efe7eab4bf8f82111256.jpg)
![トルコスタイルのハマム。スチームサウナで温まった後に、ハマムレディがアカスリをしてくれて、最後に泡たっぷりの石けんで身体を洗い流してくれる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/9/1280wm/img_f99b3cb9ff9c4a71025fbd6efaf16e0b100751.jpg)
![ガラス張りで開放的なマシンジム。リゾート気分で楽しくエクササイズすることができる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/1280wm/img_88d99c91318ce447d81c80176b7bee98194973.jpg)
館内のスパにはハマムもあるので、トルコならではのスチームバスと、ふわふわの泡を使ったアカスリを体験することもできる。ガラス張りで開放的なマシンジムも、リゾート気分でエクササイズしたくなる造りだ。外出が惜しくなるくらい居心地のいいホテルだ。
![朝食のビュッフェ。新鮮なフルーツから、トルコ料理、ハンバーガー、焼きたてのパン、スイーツなどが並ぶ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d97167bcb8d376ba452c90882273fb9d173871.jpg)
![朝食は、ビュッフェのほかに、パンケーキやフレンチトーストなど、別メニューをオーダーすることもできる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/6/1280wm/img_06fb8016dc8f3961cd6e0a7bc248f1b0158861.jpg)
W Istanbul(Wイスタンブール)
所在地 Suleyman Seba Cad No 22, Akaretler, 34357,Istanbul
電話番号 0212-381-21-21
https://w-hotels.marriott.com/
2023.01.15(日)
文・撮影=たかせ藍沙