徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
キンと冷えた冬の澄んだ空気は星空を美しく見せるように、風景もクリアに映し出します。寒いシーズンだからこその美しさに出会いたいもの。
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、公益社団法人びわこビジターズビューロー企画広報部スタッフが選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆曽根沼
曽根沼は琵琶湖の周辺にある内湖のひとつ。荒神山の西麓に広がる田園地帯に位置する、内湖のなかでは比較的大きな沼で、空気の澄んだ寒い時期には息をのむような美しい夕陽を眺められる。
「琵琶湖の東側には夕陽が綺麗に見えるスポットがいくつかあるのですが、曽根沼から望む夕陽はまるで絵画のよう。琵琶湖があるおかげで目の前が開け、対岸の山に沈む夕陽が見られます。
文豪・川端康成の小説『虹いくたび』には、主人公が米原駅から彦根駅の列車内で虹を見るシーンがあり、その場所は曽根沼近辺ではないかといわれています」(公益社団法人びわこビジターズビューロー企画広報部スタッフ)
曽根沼(そねぬま)
所在地 滋賀県彦根市三津屋町
2022.12.29(木)
文=佐藤由樹