徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、愛知県公式観光サイト「Aichi Now」事務局スタッフが選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆竹島とユリカモメの飛来
竹島は蒲郡市沖の三河湾に浮かぶ、周囲約680メートル、面積約1万9,000平方メートルの無人島。島そのものが国の天然記念物に指定されている自然豊富な小島で、冬にはシベリアから飛来するユリカモメとの触れ合いが楽しめる。
「竹島は本土から長さ387メートルの橋で結ばれた島で、蒲郡市のシンボルとなっています。冬の間だけ島周辺にユリカモメが飛来し、橋の欄干に一列に並んだり、一斉に空へ羽ばたくかわらしい姿を見ることができます。
また、竹島には開運・安産・縁結びの神様を祀る『八百富神社』があり、パワースポットとして親しまれているほか、海岸は日の出の絶景スポットとしても有名で、毎年初日の出や初詣を楽しみに多くの人が訪れます。
蒲郡は『蒲郡温泉』『三谷温泉』『形原温泉』『西浦温泉』の4つの温泉郷を持つ県内有数の温泉地でもあるので、ぜひゆっくりとお過ごしください」(「Aichi Now」事務局スタッフ)
見ごろの時期:11月~2月頃
竹島とユリカモメの飛来(たけしまとユリカモメのひらい)
所在地 愛知県蒲郡市竹島町
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/137/
◆つぶて浦
伊勢湾を望む海岸に鳥居が建ち、大きな岩が点在するつぶて浦は、フォトスポットとしても人気の観光地。
「『その昔、つぶて浦の対岸にある伊勢の神様たちが、石を投げてその距離を競い、その石がつぶて浦に落ちた』という民話があります。
海岸には鳥居が建てられ、昔から伊勢神宮の遥拝所として信仰されてきた人気のパワースポットで、初詣に訪れるのもいいですね。
つぶて浦がある南知多町では、冬には名産の大きなゆでタコやフグ料理も楽しめます」(「Aichi Now」事務局スタッフ)
つぶて浦(つぶてうら)
所在地 愛知県知多郡南知多町内海小桝地先
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/3536/
2022.12.28(水)
文=佐藤由樹