女性のライフステージに合わせた「健康」と「活躍」を支援する企業が一堂に会する「第1回Femtech Tokyo」が、2022年10月20日(木)〜22日(土)までの3日間開催されました。

 約200社が出展する中、展示会初参加の「CREA」ブースの様子は別の記事(「東京ビッグサイトで右往左往!Femtech TokyoにCREAブースを出展しました」)にてお伝えした通り。

 今回は、フェムテックへ高い関心を持つ、CREAアンバダサーの廣松叶子さんと一緒に会場の様子をリポート!


 フェムテックというと、生理まわりのものをまず思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 会場を入ってすぐのエリアは、やはり、現在のフェムテックの花形ともいえる、吸水型サニタリーショーツなどの生理に関連するアイテムや、温活に役立つインナーやウェアなどを扱う企業のブースが多いゾーン。 

 CREAアンバサダーの廣松さんは、もともとフェムテックへの関心も高い人です。

「この先のライフステージで自分がどんな生活をしていたとしても、体を健康に保つことが大切だと考えていて、日頃からよもぎ蒸しや酵素浴に通って温活に取り組んでいます」(廣松さん)

未来の自分のためにも今日を快適に過ごす

 インナーやウェアの展示が多いゾーンで、意外なスーツケースがディスプレイしてあり目を引いていたのが「pace」のブース。

 これはバッグメーカー「エース」から誕生した、女性の移動をサポートするセルフケアブランドで、吸水ショーツやCBDオイル、ハーブティーなどを展開しています。

「バッグメーカーのフェムテックケアは意外でしたが、面白いですね。デリケートケアミストやロールオンタイプのCBDオイルなどが、ポーチに入れて持ち運べるサイズになっているのが、さすがバッグメーカーですよね。仕事のときも、プライベートの旅行のときでも、気に入ったものを手軽に持って歩けるのはいいですね」

会場でキュートNo.1! ウサギの「ダイアちゃん」

 可愛いウサギさんがお出迎えしてくれたのは、「ダイアナ」のブース。ダイアナは、プロポーションづくりの総合コンサルティング企業。

 吸水型サニタリーショーツなどのほかにも、締め付け感の少ないニット素材の部屋着など、おしゃれなウェアがバリエーション豊富に揃っていました。

「ニットのウェアは着心地が良さそうなのはもちろんですし、再生繊維リヨセルなど環境にも配慮した素材を使っているので、SDGs的に気持ちの満足も得られそうです」

生理期間の新しい過ごし方、月経カップ

 妊娠・出産をサポートするアイテム、デリケートゾーンのケア、サプリメント、女性特有の病気をチェックする新しい検査薬など、どのブースも活発なやりとりが繰り広げられる中、廣松さんがぜひ会場で現物を手に取って見たかったという「月経ディスク」を取り扱う「MOLARA JAPAN」のブースへ。

「以前、月経カップにトライしたときは、取り扱いが少し難しいと感じてしまったのですが、こちらの月経ディスクは国産で、素材も柔らか。使いやすそうだなと思いました。来年発売されるようなので、楽しみに待ちたいです」

2022.11.25(金)
文=今富夕起
撮影=鈴木七絵