2022年10月20日(木)〜22日(土)に東京ビッグサイトで開催された、日本最大のフェムテック・フェムケア専門展示会第1回「Femtech Tokyo」に、CREAがメディアパートナーとしてブースを出展しました。


女性誌がなぜビッグサイトに?

 女性誌がなぜ、フェムテックの展示会に? と思われるかもしれませんが、CREAおよびCREA WEBでは、女性があらゆるライフステージで直面する様々な事柄をテーマに、記事づくりに取り組んできました。

 たとえば連載シリーズ「FEMME HEALTH LAB(フェムへルスラボ)」では、PMS対策からメンタルケア、更年期の迎え方まで、専門家に詳しく取材をしています。

 読者の皆さんの、人生の質を向上させるきっかけとなる情報を。

 これからも女性が自分の体について正しい情報と選択肢を得られるよう、一歩踏み込んだ記事づくりをしていきたい。そんな想いが、今回の出展へとつながったのです。

 しかし、展示会への出展など、初めての経験。

 まずは、当日、会場に来ていただいた方々にCREAを知ってもらうために、無料配布する小冊子「フェムヘルスラボ special」、および動画を作成しました。

 過去バックナンバーの連載記事の中から「ピル」の最新情報を紹介した回と、PMSを和らげるアイテム図鑑を再編集。そして、ATSUGIの吸水型サニタリーショーツなどフェムテックアイテム2点をCREAアンバサダーの3名が実際に試してから、開発担当者との座談会を実施しました。

コンビニでコピーして来ます!

 関係者全員が慣れない準備に右往左往するなか、いよいよ当日に。

 「Femtech Tokyo」は約150社が出展する大規模な展示会で、会場は初日から多くの人で賑わい、フェムテック市場への関心の高さを肌で感じることができました。

 CREAブースに用意していた8ページの小冊子も飛ぶようになくなっていき、初日の午後には、編集部員が東京ビッグサイト内のコンビニに走って、コピーの簡易版を作るなど、大騒動。(同時に、印刷所に急ぎの追加印刷をお願いして、翌日追加分を運び込みました)

 そんなハプニングもありつつ、編集長をはじめ関係者一同、ブースに足を運んでくださった方々との対話も存分に楽しませていただきました。

「わたしたちの閉経物語」を読んで

 また、ブースでは、CREAだけではなく、「語ろう、もっと。女のからだ」という大特集で話題となった「週刊文春WOMAN 2022秋号」も多くの方に手に取っていただきました。

 ジェーン・スー×堀井美香×野宮真貴×松本孝美×渡辺満里奈の座談会「わたしたちの閉経物語」、中田久美が語る「49歳からの更年期障害と東京オリンピック」など、読み応えのある記事は、ぜひ広くお届けしたいものです。

 さらに、CREAブースでは、「フェムテックラボspecial」の記事制作でタイアップした、ATSUGIの商品も展示。

 機能面はもちろん、はき心地やデザインにもこだわった「吸水型サニタリーショーツ」は、6層になったマチ部分に切り込みを入れて、吸水する素材がどのようなものなのか、実際に手に取って見てもらえるように展示していました。

 見た目のインパクトは強烈ですが機能性に優れた「パンティ部レス・ストッキング【快】」は、サニタリーショーツとの併用を提案。ストッキングの上にショーツをはくことで、お手洗いのたびにストッキングを上げ下げする手間がなくなり、股下にできる微妙な隙間や汗ばむ季節の蒸れといった不快感からも解放してくれます。

 ブースに立ち寄ったお客様たちも、興味深そうに直接手を触れていました。

 フェムテック・フェムケア関連のアイテムは、人生100年時代、多様な価値観の中を生きる私たちが、毎日をより快適に過ごし、いつでも自分らしくいられるようサポートをしてくれるもの。

 CREAはこれからも、女性の心身の健康のための情報を丁寧に取材し、皆様に届けてまいります!

2022.11.17(木)
文=今富夕起
撮影=鈴木七絵、CREA編集部