今までなかった「もみじの天ぷら」やSDGsにつながる商品も
「久國紅仙堂」さんが10年くらい前から始めたのが、新しい味の「もみじの天ぷら」の開発。若女将にあたる久國香保里さんが中心になって、プレーン以外に、「こっくり黒糖」「豆好きのきなこ」「ちょい辛七味」「甘辛のしお」「はんなりグリーンティー」などを創作したのです。
![左上から時計回りで「伝統のプレーン」350円、「こっくり黒糖」420円、「豆好きのきなこ」420円、「ちょい辛七味」380円、「甘辛のしお」380円、「はんなりグリーンティー」420円。全て1袋の値段。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/0/1280wm/img_901a89e94b7b6d69bb631d5a7715acd0101537.jpg)
「こっくり黒糖」は徳之島産の黒糖を、「豆好きのきなこ」は上質ばな白目大豆の極上きなこを、「甘辛のしお」はフランス産の粗塩を適度な粗さに挽いて、それぞれ使用しています。さらに「はんなりグリーンティー」は、 2軒の老舗の茶舗から取り寄せた2種類のグリーンティーに隠し味として抹茶をブレンドするというこだわりよう。
それぞれ、カリッとした歯ざわりは同じですが、プレーンとは違ったクセになる味わい。特に「ちょい辛七味」「甘辛のしお」は、ビールにも合う楽しい味です。
「12月に柚子、2月にはチョコがけ、4月に桜なども販売します。次は、グルテンフリー。小麦粉を使わないもみじの天ぷらを作れたら」と香保里さん。
また、パッケージや紙袋のデザインをお洒落にしたり、1枚ずつ個包装したり。「もみじの天ぷら」を今までなかった新しいイメージで販売してファンを増やしています。
![もみじの天ぷらは、日持ちがして常温で持ち歩けるのでお土産に最適。「もみじの天ぷら」60g 440円~。ギフト用90g 720円~。パッケージや紙袋のデザインも素敵。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/1280wm/img_b27c1efd3e99352fba5b2f032a73375c113826.jpg)
「久國紅仙堂」の数軒北の並びに2020年にオープンした「Cobeni」は、もみじのお茶を使った「もみじソフトクリーム」や、かつて1898年に箕面公園で営業を始めた銀座・パウリスタのコーヒーが楽しめるお店。山の茶店気分でひと休みしたいもの。
![「Cobeni店」の責任者・久國香保里さんは、新商品の開発に熱心に取り組む。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/7/1280wm/img_57ed39de93904216afe05f98cc650ee1152436.jpg)
また、「Cobeni」には、ひと口で食べられる小さいサイズだけを集めた「こつぶ」や、葉っぱが欠けたり曲がったりした「わけあり」など、SDGsにつながる商品もあって面白い。
紅葉シーズンの11月は混雑する箕面ですが、紅葉を眺めながら、おいしいもみじの天ぷらを食べるのも乙なもの。お店のオススメは新緑の頃だそうです(笑)。
久國紅仙堂
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/1280wm/img_04be2c3150965043c82437a9514f1d00177274.jpg)
所在地 大阪府箕面市箕面1-1-40
電話番号 072-721-2747
https://www.hisakuni.net/
久國紅仙堂 Cobeni
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/e/1280wm/img_8ee473a0411f2e15efb2da433db25b78171045.jpg)
所在地 大阪府箕面市箕面1-4-19
電話番号 072-723-6283
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
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2022.11.13(日)
文・撮影=そおだよおこ