こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 暑くて食欲がわかない夏に、オススメしたいのが甘酒。前篇では、「飲む点滴」と言われるほど優れた栄養について、ご紹介しました。

 今回は、私がデイリーに作っている、オススメの甘酒活用レシピをご案内します。


●炭酸割りは、ゴクゴク飲める

 まずは、暑い日にゴクゴクと飲みたい、乳酸飲料のような甘酒の炭酸割り。

 作り方は、米麹と米だけで作られた甘酒に炭酸水を入れて、レモン果汁を足すだけ。レモン果汁は市販品でもOK。カルピスのイメージで、分量は好みで加減してください。

 レモンを入れることで甘酒の甘ったるさが解消されて、本当に乳酸飲料のような爽やかなドリンクになります。

 なお、炭酸水を先に入れたグラスに、甘酒を加えると炭酸が反応してグラスからあふれる恐れがあるので、そこは注意してくださいね。

 続いては、ヨーグルトと甘酒で作るヨーグルト甘酒です。

 ヨーグルト甘酒は、ヨーグルトを食べる時にシロップとして甘酒を使用するのでもいいですし、それを更に水で割って、ドリンクにしていただくのもオススメ。

 炭酸割りよりも、酸味が増してより爽やかな味になります。

 また、ヨーグルトと水の分量比を変えると、「重さ」が変化するので、ゆっくりと飲みたい時はヨーグルトを多めにし、ゴクゴクと飲みたい時は少なめにすると、バリエーションが増します。

 更に、寒天を入れる版もあります。

 私は普段、ヨーグルトをいただく時に、寒天を入れることが多いのですが、ドリンクにする時にも寒天を入れてしまいます。ドリンクに入れる場合は、寒天を細かく切って用意しておくと、ストローで吸って飲めます。

 寒天を入れたバージョンは、ちょっとタピオカドリンク風ですが、寒天版はカロリーを気にしなくていいうえ、食物繊維も取れるのでヘルシーです。

 また、「プラスきなこ」にしても、合います。

 先のヨーグルト甘酒にきなこを足すと、タンパク質がより強化され、味もこっくりして満足感が増します。

 ちなみに、ヨーグルトからは動物性の、きなこからは植物性のタンパク質が摂れるのも、オススメしたい理由です。

 というのも、動物性タンパク質と植物性タンパク質は消化吸収にかかる時間がそれぞれで違うので、一緒に取るとタンパク質をより長い時間、体に供給することができます。

 タンパク質は絶え間なく供給するといいとされるので、美ボディ作りの観点からも、オススメできる気がします。

 最後は、コーヒー甘酒です。

 温かいコーヒーにも、甘酒をそのまま入れてしまいましょう。

 豆乳や牛乳などを足してもいいですし、アイスにしても飲みやすいです。

 なお、「コーヒーに甘酒が合うの?」と思われる方もいるでしょう。実際のところは、「合いますし、合うものがある」といったところです。

 というのも、今はいろんな種類の甘酒が作られていて、味もテクスチャーもたくさんのタイプがあるので、いろんな組み合わせを探して、楽しむことができるのです。

 ……以上、暑い夏に頼りたい甘酒ドリンクとデザートをご紹介しました。

 甘酒で作るドリンクは、砂糖で作るものよりも甘さがくどくなく、後味がいい感じなのもオススメしたい理由の一つ。

 ぜひ、いろんな甘酒で試して、味を比べてみてくださいね。

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にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2022.08.21(日)
文・写真=にらさわあきこ