休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春。
47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい春の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は、一面ブルーの幻想的な世界に浸れるネモフィラの名所篇です。
◆茨城県
国営ひたち海浜公園のネモフィラ
茨城県ひたちなか市にある、開園面積約215ヘクタールを誇る国営公園。
太平洋を一望できる丘や砂丘、湧水地など、自然を満喫できるスポットがあるほか、遊園地やサイクリングコースなどのレジャー施設も充実しており、一日中遊べる公園として人気だ。
園内にある広大な花畑では、春はスイセンやチューリップ、秋はコキアやコスモスなど、四季折々の草花を楽しむことができる。
なかでも圧巻なのは、4月中旬から5月上旬にかけて見ごろを迎えるネモフィラの花畑。
丘一面が約530万本ものネモフィラで青く染まり、晴れた日は空も地面も一面ブルーの幻想的な世界に出会える。
国営ひたち海浜公園のネモフィラ(こくえいひたちかいひんこうえんのネモフィラ)
所在地 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
https://hitachikaihin.jp/
◆埼玉県
国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ
埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井にまたがる304ヘクタールもの丘陵地に整備された全国初の国立公園、国営武蔵丘陵森林公園には、約10万本のネモフィラが植栽されている。
「春になると一面に青いネモフィラが広がり、幻想的な絶景を見ることができます。4月上旬が見ごろで、同時期はアイスランドポピーも楽しめます」 (埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」)
国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ(こくえいむさしきゅうりょうしんりんこうえんのネモフィラ)
所在地 埼玉県比企郡滑川町山田1920
https://www.shinrinkoen.jp/
◆大阪府
大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ
大阪市の人工島・舞洲にある大阪まいしまシーサイドパークは、美しいネモフィラの景観が楽しめる公園。
毎年4月上旬~5月上旬頃、ネモフィラが見ごろを迎える時期に合わせて「ネモフィラ祭り」が開催され、Instagramフォトコンテストなどが行われる。
約4.4ヘクタールの広大な敷地で見られるネモフィラの数は、約100万株と関西で最大規模。大阪湾を背景にたくさんのネモフィラが咲き誇り、丘一面が鮮やかなプラチナブルーに染め上げられる。
また、園内には桜並木やチューリップ畑もあり、ネモフィラとコラボレーションした色とりどり景色が眺められる。
※2022年ネモフィラ祭り開催期間:2022年4月8日(金)〜5月8日(日)
大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ(おおさかまいしまシーサイドパークのネモフィラ)
所在地 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目
https://seasidepark.maishima.com/
花博記念公園鶴見緑地のネモフィラ
花博記念公園鶴見緑地は、EXPO'90「国際花と緑の博覧会」会場の跡地を再整備して造られた、約123ヘクタールの広さを誇る公園。
「丘の上に立つ風車の足下いっぱいにネモフィラが咲き誇り、まるでオランダに来たような気分に。真っ青なネモフィラの花と青い空がマッチし、白い風車が美しいコントラストを生み出します。
さらに3月下旬以降になると様々な色のチューリップとのコラボが見られ、圧巻の景色が楽しめます」(大阪観光局公式サイト情報戦略担当スタッフ)
花博記念公園鶴見緑地のネモフィラ(はなはくきねんこうえんつるみりょくちのネモフィラ)
所在地 大阪府花博記念公園鶴見緑地
https://osaka-info.jp/page/tsurumiryokuchi-expo-commemorative-park
2022.04.25(月)
文=CREA編集部