休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」が選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆入間市 茶どころ通り
茶どころ通りは、茶畑の中を通る約6キロメートルの一本道。なだらかな丘陵地にあるため見晴らしがよく、春にはきらびやかな新芽の畑が眺められる。
「『色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす』と『狭山茶作り歌』で歌われ、日本三大茶の一つとして知られる、狭山茶の主産地・入間市。
約400ヘクタールの台地には広大な茶畑が広がり、美しい景観を望めます。その真ん中を貫いているのが茶どころ通りです。
八十八夜(5月2日頃)を過ぎるあたりには、一番茶を収穫する茶摘みの光景が随所で見られます」(埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」)
入間市 茶どころ通り(いるましちゃどころどおり)
所在地 埼玉県入間市上谷ヶ貫244周辺
http://www.city.iruma.saitama.jp/event/kankou/keikan50/keikan50_m01.html
◆天空のポピー
埼玉県西部、東秩父村と皆野町にまたがる標高500メートル、面積5.0ヘクタールの広大な敷地に約1,500万本のシャーレーポピーが植栽されている。
「青空を彩るかのように真っ赤な花を咲かせるシャーレーポピーは、まさに天空のポピーと言えるでしょう」(埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」)
天空のポピー(てんくうのポピー)
所在地 埼玉県秩父郡東秩父村坂本2949-1
https://www.tenku-poppy.jp/
2022.03.21(月)
文=CREA編集部