大相撲が、花の都パリを沸かせた! 個性豊かな力士たちが熱闘を繰り広げ、今やヨーロッパでも本場所のチケットが入手困難といわれるほどのブームを引き起こしている大相撲。昨年のロンドン公演に続いて2026年6月に開催された「大相撲パリ公演」は、その魅力を世界に広げる一大イベントとなりました。

 アリーナに集った1万5,000人の観客がトーナメントの熱戦に歓声を上げ、エッフェル塔や凱旋門などの名所を訪れた力士たちがにこやかに地元の人々と交流。お相撲さん、お客さん、街の人々が「SUMO」を通じて笑顔になった、お祭りのような数日間をレポートします。


トーナメント初日、開場前から熱く盛り上がる!

 大相撲がフランス・パリで開催されるのは31年ぶり。会場であるパリ12区のアコー・アリーナは、1995年のパリ公演が行われたのと同じ場所だそう。開場間際に到着するや、目に飛び込んできたのは、はためく「のぼり」。これこれ! 相撲を観に来た! という気分が盛り上がります。

 会場をぐるりと囲む大勢のファンに感激! 実は今回、SNSでの盛り上がりに比べて、パリの街中ではさほど「相撲の熱気」は感じられなかったのです。各所でイベントや目撃情報があったものの、メトロにポスターが貼られているわけでもなく……。

 でも、会場に来てみればそんな不安は吹き飛びました。中には自作の「宇良」ロゴを散りばめたTシャツや、ジャパンみやげ風の“はっぴ”、寿司のTシャツ(笑)に身を包んだ地元と思しきファンの方々や、日本から訪れた着物姿の方も。外のグッズ売店にも長蛇の列が。

まさかの並びに胸熱! 力士たちの「神ファンサ」

 アリーナ前の大階段では、寄せ太鼓の実演や関取衆が勢揃いした記念撮影なども行われました。その後、ちょっと落ち着いた人波の中でグッズ売り場に並んでいると、なんと横綱・大の里が付け人を連れて戻ってくるのを目撃! すかさず取り囲むファン(私もその一人)。めっちゃ笑顔をくれた! と思ってお隣でカメラを構える人をふと見ると……。

 お、欧勝海関ではないですか!!!!  実は欧勝海は、大の里と同じ石川県津幡町出身の1年後輩。横綱のスペシャルな笑顔も納得です。小学校の相撲教室で切磋琢磨してきたふたりが、遠くパリの地で大相撲力士として並ぶ姿は胸熱でした!

 このあとも玉鷲と高安の大ベテランがファンとの記念撮影に現れるなど、開場前から目と体がいくつあっても足りない事態に。老若男女、国籍もさまざまなファンが集っていましたが、力士へのリスペクトを感じさせるマナーの良さも印象的。適度な距離を保ちながらお相撲さんの「神ファンサ」を味わえる、パリの巨大会場にいながらも地方巡業のようなアットホームなムードがありました。

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