2022年4月17日(日)3:56に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、天秤座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

美しいものを愛で、美味しいものを食べ、社交的に

 春の気配に心浮き立つ季節です。2022年の天秤座の満月はイースター(復活祭)と重なり、街は華やいだ雰囲気に。

 復活祭は“春分の日以降の、最初の満月の次の日曜日”と決まっています。

 今年は満月が日曜日に当たるので、同じ日になりました。

 欧米では復活祭にはカラフルなイースターエッグや、ウサギ型のチョコレートを食べます。

 その習慣が日本にも伝わり、最近では店先で色とりどりのイースターチョコを見かけるようになりました。

 天秤座の満月の日は、美しいものを愛で、美味しいものを食べ、社交的に過ごすに限ります。

 仲のよい人々と“満月を観る会”などを企画できたら最高です。

 天秤座の満月に対し、水瓶座の土星が調和角になり、暴走しがちな気分に節度を与えてくれます。

 アメリカ先住民たちは、満月ごとに独自の名前をつけて、儀式や祭りを行いました。

 ちなみに4月の満月はシードムーン(種月)、ビッグウィンドムーン(大風月)、ピンクムーン(桃色月)と呼ばれています。

 シードムーン(種月)の名の通り、愛情や友情という名の種が、ゆっくり育っていくでしょう。

〈『MOONBOOK 2022』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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