今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、近畿エリアの冬の風景をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆三重県
高見山の霧氷
三重県と奈良県の県境にある高見山は、三角形の美しい山容と山頂からの眺望が素晴らしい絶景スポット。12月下旬から2月下旬頃には、山を白く染める霧氷、樹氷の光景が見られる。
「松阪市西部、室生赤目青山国定公園に指定される香肌峡には、1,000~1,400メートルクラスの『まつさか香肌イレブン』と名付けられた山々が連なっています。
第4座の高見山は『関西のマッターホルン』と呼ばれ、登山家の間で知られる存在。冬場の霧氷は登山客を魅了する圧倒的な光景で、高見ブルーといわれる青空と霧氷のハイコントラストは、まさに絶景です」(みえ旅カメラ部 顧問)
高見山の霧氷 (たかみやまのむひょう)
所在地 三重県松阪市飯高町
https://otonamie.jp/?p=80884
◆滋賀県
池に映る伊吹山
岐阜県との県境にそびえる伊吹山は、滋賀県の最高峰であり百名山の1つ。がっしりとした男性的な山容をしており、麓にある三島池の湖面に映る姿は「逆さ伊吹」と呼ばれる。
「例年11月中旬くらいから雪がチラつき、徐々に雪化粧をまとう伊吹山。冬の澄んだ空気と冠雪により山の陰影がはっきりとして、美しさが際立ちます。
三島池に映る逆さの伊吹山と鴨の風景が絵画のようです」(びわこビジターズビューロー企画広報部担当者)
池に映る伊吹山(いけにうつるいぶきやま)
所在地 滋賀県米原市三島池
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/3775/
◆京都府
貴船神社の雪景色
京都の奥座敷「貴船」に佇む貴船神社は、水源を守る神様として古くから信仰される、全国2千社を数える水神の総本宮。
山奥に位置するため市街地よりも降雪回数が多く、京都市内で雪景色を楽しめる人気スポット。朱色に塗られた灯篭や鳥居と真っ白な雪のコントラストが美しく、冬には多くの参拝者が訪れる。
2022年は1月15日(土)~2月27日(日)の毎週土曜日と日曜日には、 積雪日限定でライトアップも開催。通常午後6時までの冬季拝観時間が延長され、午後8時まで雪灯りの夜景を観賞できる。
貴船神社の雪景色(きふねじんじゃのゆきげしき)
所在地 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
https://kifunejinja.jp/
2022.01.27(木)
文=佐藤由樹