季節ごとに変わる伊豆の恵みを堪能
旅行の楽しみのひとつ、地元の食材を使った料理。伊豆といえば、海、山と食材の宝庫。特に伊豆鹿などのジビエ料理は抜群の美味しさ。
伊豆鹿のローストと胡桃豆腐。プリッとした豆腐と柔らかな鹿肉が出汁の利いたタレと絡み合います。ワサビのつんとしたアクセントもちょうどいい。
天城軍鶏の小鍋。噛むほどに味わい深い天城軍鶏と熱々のうまみ出汁が体の奥に染み渡ります。
用意されている生ワサビをすりおろしてお好みで。
富士山の麓で育った静岡産牛の柔か煮。箸をいれるとほろりと崩れます。
お腹がいっぱいになったあとは、ラウンジでくつろぎタイム。
かつてはダンスホールで賑わいのあった場所。静寂を破るのは、暖炉にくべられた薪の音。パチパチという薪のはぜる音を聞きながら、ぼーっと過ごしても、読書をしてもいい。カウンターにはスナックやおやつ、伊豆のクラフトビールにワインなど、ドリンク類も豊富に揃っているので、このフロアにいるだけで何時間も楽しむことができます。
じっと火をみつめていると無心に。
静岡を代表するクラフトビール「ベアードビール」。爽やかな苦みのあるIPAや、アロマ香るセッションエール、燻した麦がアクセントになるスタウト系。お好みの味を食前後で分けて堪能しても。
お腹は満たされていても別腹なのがスウィーツ。温泉後のぽかぽかした体に冷たいアイスは染み入ります。
2021.12.01(水)
文=CREA編集部
撮影=鈴木七絵