◆カラマツ林

 長野県の中南信地域で多く見られるカラマツは、秋になると黄葉して、他の木々と共に林や山を鮮やかに彩る。例年の見ごろは、10月中旬~11月下旬頃。

 「天気のよい日の青空とキラキラと輝く落葉松の林は絶景です。

 カラマツは比較的黄葉が遅く、また長く楽しめるので、ドライブで車窓から楽しんだり、また車を降りてカラマツ林を散策するのもおすすめです」(藤川さん)

カラマツ林(カラマツばやし)

所在地 県内各地

◆中条むしくらの里

 信州百名山の虫倉山をシンボルとする中条むしくらの里は、数多くの棚田や果樹園など、情緒豊かなふるさとの風景が広がる里山。

 「長野市といえば、国宝・善光寺や戸隠など有名な観光地にたくさんの方にお越しいただきますが、車を少し走らせると、そこには長閑な里山の絶景が広がります。

 澄み切った秋の空と畑の緑とのコントラストも、見ごたえ十分です。

 “むしくらの里”とよばれる中条地区からは、遠く北アルプスを望むことができますし、野沢菜の収穫体験農場や人気のカフェなどもありますよ。他にも鬼無里エリアや大岡エリアなどもあり、魅力は尽きません」(藤川さん)

中条むしくらの里(なかじょうむしくらのさと)

所在地 長野県長野市中条
https://mushikura.info/

2021.10.17(日)
文=佐藤由樹