なかなか思うように旅行ができず、「旅に行きたい!」熱が高まっている方も多いのではないでしょうか?

 特集では、日本各地の観光のプロに、その土地ならではの秋の絶景・風物詩についてアンケートを実施。

 今回は、長野県観光機構の藤川晃子さんが選ぶ、秋の風景5選をご紹介します。

 日本にはまだまだ知られていない絶景がそこかしこに。この先の旅の候補地にぜひ。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆下栗の里の雲海

 下栗の里は、標高800~1,000メートルの傾斜面の高地にある集落。山岳の景観は美しく、自然と暮らしの調和した姿がオーストリア・チロル地方に似ていることから、「日本のチロル」と名づけられた景勝地だ。

 「『にほんの里100選』に選定された集落で、伝統野菜や伝統文化の宝庫でもあり、現在も人々が畑を耕しながら日常生活を営んでいます。

 山間の谷を雲が埋める風景は、会いたくてもなかなか出会えないまさに絶景! 秋は雲海の発生率が上がる時期。澄んだ空気の中で、絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか?」(藤川さん)

下栗の里の雲海(しもぐりのさとのうんかい)

所在地 長野県飯田市上村
https://tohyamago.com/osusume/shimoguri/

2021.10.17(日)
文=佐藤由樹