コスメの誕生には必ず、ストーリーがある。そんなコスメのバックボーンやこだわりを、25年間美容を取材し続けてきたエディターの大塚真里さんが深堀りします。
読んだ人の美容の扉を開く「BEAUTY DOOR」。今回は肌状態を見つめて、 19種から自分にぴったりの一本を選ぶリサージのファンデーションに迫ります。
年齢の枠には囚われない。大切なのは自分に合うこと
“年齢にふさわしいファッション”という考え方が廃れて、もうずいぶん経つ。
もちろん大人になれば、今の体のラインをきれいに見せるために、素材感やシルエット選びにはより慎重にならざるを得ない。でも「年甲斐もない」や「若作りした人」、逆に「若いのに大人びたファッション」という見られ方はほぼなくなった、と言っていいと思う。なんせ、母と娘が同じブランドに服を買いに行く、なんていう話も当たり前に聞かれるのだから。
自分が好きな服を自由に着ればいいし、年齢を考えて諦める必要もない。20代の頃、本当はシックな服が好きなのに、周りの空気に流されて甘めの水玉ワンピースを買い後悔したりした団塊ジュニア世代の私は、つくづくいい時代になったな~と思う。
ファッションから始まった時代の流れは、すぐにビューティにも波及してくるもので、今、コスメの世界では“パーソナライズ”がブームだ。
少し前まで、コスメブランドのターゲットは、年代でざっくり分けられていた。その概念がここ数年で激変し、代わりに現れたのが「○○なテイストが好きな人」、「××なライフスタイルの人」というターゲット。
ただし、コスメ選びには肌状態や肌悩みも絡んでくる。つまり、“自分に合う”ことがより一層大事になってくるから、選ぶ難易度が上がったという面も……。
そこで、パーソナライズ。問診や測定、目視や画像解析などによって、ブランド側が最適な一品を導き出してくれるというありがたいシステムだ。
実は30年近くも前から“個肌対応”、つまりパーソナライズなスキンケア&ベースメイクを展開してきたのが、リサージ。この秋、自分にぴったりの一品が見つかる個肌対応ファンデーション「カラーメインテナイザー」が、システムも装いも新たに登場する。
「ハリ状態」×「肌タイプ」で選ぶファンデーション
リサージというブランドの根幹にあるのが、コラーゲンへのアプローチ。コラーゲンは肌のハリを支えるのに欠かせない線維。リサージは、良質なコラーゲンを生み出しつつ古いコラーゲンの代謝を促すという肌本来のサイクルに着目し、肌のハリを保つスキンケア&ベースメイクを提案し続けてきた。
今年、コラーゲンを生み出す段階へのアプローチをさらに深化させ、今後より効率よく、立体的なハリをサポートすることが可能になるという。
今回生まれ変わった「カラーメインテナイザー」は、肌の「ハリ状態」(ハリが気になる度合い)と「肌タイプ」の2軸によって選べるというユニークなシステムへと進化した。
店頭でのカウンセリングや肌測定、仕上がりの好みによってぴったりの1品が導き出されるほか、公式サイトにはデジタルカウンセリングのサービスもある。
カバー力と処方が異なる4タイプの「カラーメインテナイザー EX」に加え、よりハリが気になる人向けの「カラーメインテナイザー DX」も。ふたつは年齢で区切られてはおらず、DXはあくまで、高いハリレベルやより美しい仕上がりを追求したい人のためのもの。ハリの低下が顕著な人はもちろん、贅沢なつけ心地で美肌にこだわるすべての人の期待に応えてくれる。
色もテクスチャーも自分にぴったりのものを選ぶから、スキンケアの後ベースメイクはこれ1本でいい、というミニマムさも今どき。まるで美容液のように肌に溶け込み、セカンドスキン感覚の心地よいハリツヤ感が持続する。一度体験すれば誰もがきっと気づくはず――「カラメン」さえあれば、肌づくりにもう悩まない!
◇デジタルカウンセリングでぴったりの1本を見つけよう
スマホを使い、簡単な設問と自撮り画像によって自分にぴったりの「カラメン」のタイプと色が導き出される、便利なリサージのデジタルカウンセリング。
https://www.lissage.jp/products/new/new_colmen/
カネボウ化粧品
フリーダイヤル 0120-518-520
https://www.lissage.jp/
大塚真里(おおつか・まり)
エディター。出版社に編集者として勤務後、化粧品メーカーのクリエイティブ担当を経て独立。雑誌編集や広告制作など活動中。自著『キッチンには3本のオイルがあればいい』、『肌がきれいになる』(ともに小社刊)など書籍も多く手がける。
Column
大塚真里の美容の扉
コスメの誕生には必ず、ストーリーがある。そんなコスメのバックボーンやこだわりを、25年間美容を取材し続けてきたエディターの大塚真里さんが深堀りします。
2021.09.14(火)
Composition & Text=Mari Otsuka
Photographs=Kenichi Yoshida