「最終話のあと、主人公はどうなったんですか」という作品に関する細かい質問も多くありましたし、漫画家としての姿勢やプライベートな部分を聞く質問、先生がお好きな阪神についての質問など、本当にたくさんのご質問をいただきました。2週間の募集で4000件以上の質問が寄せられたので、まずは6月1日から1日1問ずつ、回答を投稿しています。また、これからどの質問を掲載するか、先生と相談しています。
先生はとにかくサービス精神旺盛
──公式アカウントでは現在連載中の『MAO』のネームも公開されています。これもファンにとっては垂涎ものなのでは。
森脇 「ネームを見られるとは!」「貴重なものを公開してくださり、ありがとうございました」と喜びの返信が寄せられ、高橋先生も公開してよかったと喜んでくださっています。先生はとにかくサービス精神旺盛なんですよ。ファンの方に向けたメッセージなどでは、コメントのほかにちょっとしたイラストなども添えてくださることが多く、すごい作家さんだなといつも思っています。
電子メールでのファンレターの送り方を知らないファンの方が意外と多かったので、送り方を掲載したところ、ものすごい反響をいただいたんです。プリントアウトしたらその厚みがすごくて。先生にお渡ししたら大変嬉しそうにされていて、こちらも嬉しくなりました。「電子メールだとほかの人との差がない」と心配されるファンの方もいらっしゃいましたが、先生は全部読んでいますので、ぜひ電子メールでもファンレター送ってください!
ボツにした扉絵を「Twitterで使ってください」と渡されたことも
──本当にいつも読者のことを考えておられるのですね。
森脇 よく先生はご自分の作品がアニメ化や実写化されることを「ご褒美」と言っています。普段漫画を読まない方にアニメや映画などで作品に触れてもらえるのは、自分にとってもボーナスステージなので、一人でも多くの方に楽しんでいただけるような作品を描き続けたいと。
2021.07.12(月)
文=相澤 洋美