置いてあるだけで絵になるアイテム

 スウェーデンのブランド「Iris Hantverk」のちり取りブラシセットは、超アナログなちり取りとほうきも、デザインによって、こんなに美しく洗練されたものになるというお手本のような逸品。よく見ると、ちり取りにブラシがひっかかる作りになっていて、置いてあるだけで絵になるところもたまりません。

 さらには同じくスウェーデンの「Hinza」のバッグ。サトウキビを原料とした生分解性プラスチック製です。例えば、近所のスーパーに行く時にエコバッグ代わりに使ったり、部屋の中では収納代わりにもなる、使い勝手のよいアイテムです。雑誌を突っ込んでおいてもサマになりそう。レトロな色合いもいいですよね。

プロユースの人気食器が新シリーズとして登場!

 「LOST AND FOUND」に並ぶのは、小林さんがセレクトしたアイテムだけではありません。「REMASTERED」と名付けられたニッコーの新ラインも販売されます。これは、これまで数多くのトップシェフたちに愛されてきたニッコーの人気シリーズ「NIKKO FINE BONE CHINA」の中から、現代の暮らしをより豊かに彩るアイテムを厳選したもの。

 こちらは「LOST AND FOUND」のアートディレクション、グラフィックデザインを手がける、アートディレクターの平林奈緒美さんがセレクトを担当。レストランでの使用が前提の食器やカトラリーは、丈夫であることに加えて、純白さや美しさが魅力で、選ばれしアイテムは、オーバルプレートやスタッキングボール、タンブラーやスプーンなど20種類以上に及びます。

 日々の生活の中で使う頻度の高い日用品だからこそ、自分が心の底から好きなものを選ぶと、家事全般が楽しくなりますし、自分なりの豊かな暮らしが手に入ります。ぜひ「LOST AND FOUND」で、お気に入りの日用品を見つけてみてください。

2021.06.22(火)
文=石川博也