「平日の昼間の放送で、通学や出勤でなかなか見ることができませんでしたが、たまに休みの時に見ることができると、とても嬉しかった」(53・女性)
「お昼の時間帯にタモリの司会って結構斬新というか衝撃でした。それまでのタモリのイメージはきもい系だったと思う」(61・女性)
「終了したのが今でも信じられないほど、お昼の定番で青春の1ページみたいな番組。お笑い系の人たちもこの番組で知ることが多かった」(32・女性)
「未だにロス。お昼に見たいと思う番組が『いいとも』が終わった後の各局から出てきていない。つまらない世の中になった」(44・男性)
「毎回見られるわけではないが、昼食時の食堂やレストランでこの番組がやっていたら、テレビのすぐ近くの席を取るのが楽しみだった」(67・男性)
「終わってみたら寂しく感じたバラエティ番組といえば、という感じです」(42・男性)
2位「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系・1981~ 1989)
放送時間は土曜日夜8時で、「打倒ライバル『8時だョ!全員集合』」を合言葉に番組はスタート。ついには視聴率で追い抜き、その後「全員集合」は終了しました。
ビートたけしのタケちゃんマンや明石家さんまのブラックデビルなど人気キャラクターを配し、都会的でハイセンスな笑いを提供。本来は裏方であるディレクターが表舞台に出たのも新鮮でした。島崎俊郎(アダモステ)や西川のりお(フラワーダンシングチーム)などのキワモノ芸人も人気でした。
「今なお現役で大活躍されているたけしやさんまをはじめとし、山田邦子や片岡鶴太郎ら当時の人気コメディアン総出演の番組でした。斬新で楽しい土曜の夜だった」(64・男性)
「タケちゃんマン、ひょうきんベストテンなど、理屈抜きに面白かった。バラエティを見ない父も毎週見て、笑っていたのが印象的です」(51・男性)
「典型的なハプニングバラエティ番組。『全員集合』よりも下品度は高かったが、面白さという点ではハンパなかった。製作側のメンバーが表舞台に出てくるという新しい手法がこの時に確立された」(53・男性)
2021.05.24(月)
文=「文春オンライン」特集班