◆中華柄
これがブームの始まり。初心者にも取り入れやすい白地のプリント
![写真上:中秋節限定款(柚見玉兎) 50枚入り 400元/上好生醫
写真中:青花瓷(嫣然青花) 30枚入り 249元/台湾康匠
写真下:白鳳蝶 50枚入り 399元/丰荷開発](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/b/-/img_1b1b337020f7e4d4032b4069f257ed5b260072.jpg)
写真中:青花瓷(嫣然青花) 30枚入り 249元/台湾康匠
写真下:白鳳蝶 50枚入り 399元/丰荷開発
プリントものの箱マスクが注目を集めたのは、2020年9月頃。量販店「愛買」で先行発売された『青花瓷成人醫療口罩』が即完売したのを手はじめに、白いマスクに模様を入れたプリントものが登場。
『青花瓷』は、有償配給制度用のマスクも請け負う大手「台湾康匠」によるアイテム。スタッフが陶器の街・鶯歌を訪問した際、骨董の花瓶にインスピレーションを得て製作に至ったという。シリーズの好評を受け、春節時には赤色バージョンの“鴻運版”も発売されている。
また、中秋節には、月と兎をモチーフにしたマスクが登場し、販売員を中心に広く着用された。こうしたシーズナルなプリントマスクは、この後、ハロウィーン柄へと続いていく。写真下の『白鳳蝶』も、白地にプリントという初期の特徴が色濃い1枚だ。
ちなみに、季節ものを旬のうちに50枚使い切るのは難しいが、行事が終わった後に着けていても問題のない土壌ゆえ、中秋節柄は未だよく見かける。ただ、ここ最近は単価の値上がりもあり、ブリントもののパッケージが少量化している。
2021.03.16(火)
文=堀 由美子
撮影=深野未季