子供の頃、一度は「ミロ」を飲んだことがあるのでは?

 その「ミロ」が昨年、SNSで大ブレイク。品切れが続出して販売休止にまでなっていたのが、ついに3月から販売が再開されました!

 ブレイクのきっかけとなったのは、Twitterでの投稿。

 「ミロを飲み始めてから朝起きられるようになった」、「だるさが抜けた」、「貧血が軽くなった」などの投稿が続々とアップされ、あっという間に拡散。“ミロ活”なる言葉まで誕生しました。

2度の販売休止を超えて、3月から販売再開

 なぜここまで人気になったのか、ネスレ日本の広報担当に聞いてみました。

「子供の健やかな成長に必要な栄養素、カルシウム、鉄、ビタミンなどがしっかりと摂れる飲み物のため、『ミロ』は子供の飲み物と思われがちでしたが、大人の方々にも飲用が広まったことで需要が急増したことが、販売休止の要因として考えています」

 なかでもインターネット上で話題となっていたのが鉄分。

 そもそも日本人女性は鉄分が不足しがち。月経のある20~40代女性の摂取目安が10.5mgのところ、実際は6.2~7.2mgしか摂取できていません。

日本人女性は恒常的に鉄分不足に陥っている

 つまり毎日、3.8~4.3mgの鉄分が足りてないというわけ。

 ちなみに鉄不足になると、息切れや動機、めまいや疲れやすくなるなどの症状が起きることも。特に妊婦さんは19.5mgとなんと2倍近くの鉄分が必要! 積極的に鉄分を摂る必要があるのです。

 ちなみに鉄分が不足する原因はさまざま。月経による出血のほか、汗からも鉄分は排出されるので、気温が上がるこれからの季節は要注意。スポーツをする人は、体への衝撃で赤血球が破壊される「スポーツ貧血」になるリスクもあります。そして、食物から鉄分を取りにくいというのも鉄不足になる大きな要因のひとつです。

 それが「ミロ」15gを牛乳150mlに溶かして飲むと、3.2mgの鉄分が摂取できると。つまり「ミロ」1杯で、一般的な女性が足りない鉄分量をほぼ補えてしまうということ。また、飲み物としてのおいしさも継続につながっているよう。

「販売再開を待ち望む声を多数いただいており、長らく製品を入手いただけない状況が続いたことを申し訳なく思っています。シンガポールから原料を輸入している関係で、十分な供給体制を整えるの時間がかかりましたが、今後はできる限りの安定供給に努めてまいります」(ネスレ日本・広報)

 コロナ禍で体調の変化が気になる時。これまでミロ活が気になっていたという人は、この春から初めてみては?

ネスレお客様相談室

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https://nestle.jp/brand/milo/nutrition/

2021.03.08(月)
文=林田順子