台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。

 そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。


【2020年10月】悟明老師が占う 「世界の空気」

 今月のカギを握る星は、太陰星、紫微星、天梁星、天機星。それぞれ化忌、化科、化権、化禄という星が付属します。

 星回りで気になるのは、アメリカを意味する星のひとつ、太陰星です。

 ここに、破壊、妨害、災難などを意味する凶星である化忌が入ってくるため、破壊や妨害行為、災難などの事件が多発する可能性が高まっています。化忌がもたらす悪影響は、いくつかの国にも及びます。

 紫微星もアメリカを意味していて、ここにはパフォーマンスを象徴する化科星が入ってきていることから、トランプ大統領のアピール力がますます強くなるように思えます。

 そのアメリカと火花を散らすのは、中国です。

 武力を行使することはありませんが、貿易戦争が激化しそうな気配です。これは第三次世界大戦といえるレベルに発展することも。

 世界各国を巻き込むことになった場合、中国に味方する国は少ないでしょう。

 そして、天梁星。ロシアと北朝鮮を意味しますが、ここには指導力や権力を示す化権という星が入っています。

 どのような手段が取られていくのかはわかりませんが、静けさがもたらされるように見てとれます。

 天機星が位置するのはヨーロッパです。

 今月は吉星である化禄星が入っていることから、医薬品や経済面での好ましい成果が得られるかもしれません。

 新型コロナの感染拡大が報じられていますが、どうにか乗り切っていくのではないでしょうか。

 先月お話ししたように、中国、朝鮮半島、日本には、引き続き大水害と食糧問題が起きる可能性が高まっています。

 食糧危機に関しては、アフリカをはじめとした発展途上国で深刻化しそうです。

 新型コロナウイルスに関しては、インドが厳しい状況におかれそうです。

 どの国に関しても、引き続き、14~34歳の若い世代の感染拡大が心配されます。

2020.09.30(水)
文=堀 由美子