おうち時間が長くなっている今。「ヨガには体だけでなく、心を整える効果もあります。気持ちを切り替えるためにも、ぜひ取り入れて欲しいですね」と語る、ヨガインストラクターのJURI EDWARDS(エドワーズ・壽里)さん。

 時間がなくても大丈夫。1日5分でも自分と向き合う時間が大切にして。

「今日はぐらつきやすいとか、足がむくんでいる、集中できないようなど、ヨガを実践すると、気づかなかった今の自分を知ることができます。そうやって日々、少しずつでも積み重ねていくと、体も心も確実に変わっていきますよ」


#02 呼吸しながら“ゆっくり”がポイント

「チェストオープンランジ」は肩甲骨をグッと寄せて。
「チェストオープンランジ」は肩甲骨をグッと寄せて。

 就寝中はまっすぐな姿勢でいることはほとんどなく、胸や股関節が縮こまりがち。そこで胸と股関節の両方をストレッチできる朝のポーズを取り入れて。

 上半身は肩甲骨を引き寄せるイメージで、しっかりと胸を伸ばして。手のひらを外側に向けると、より胸のストレッチが深まります。

 上半身に意識が向きがちだけど、下半身もしっかりチェック。

 前脚は膝を曲げて真下にぐっと踏み込む。膝が足首の真上にあることが大切です。後ろ脚はつま先を立てて、かかとを後ろに押し出すように。骨盤が横に開くと脚の力が抜けるので、平行に前に向けて。

◆HOW TO

脚を前後に大きく開き、前脚のひざが90度になるように腰を落とす。このときひざが足の真上に来るように。前脚を踏み込んだら、両手を上げる。ゆっくりと肩甲骨を引き寄せるように、ひじを曲げて腕を下げ、視線を上に向けながら胸を開いていく。3~5呼吸キープ。足を入れ替えて同様に。ぐらつく人は後ろ脚のひざをつくと安定感がアップします。

後ろの膝をつくと安定感が増す。
後ろの膝をつくと安定感が増す。

JURI EDWARDS (エドワーズ・壽里)

東京都出身。ハワイに移住し、全米ヨガアライアンスのRYT200を取得。カピオラニコミュニティーカレッジにてスポーツ科学を学び、アメリカ医学会認定パーソナルトレーナーの資格を取得。スポーツブランド「ルルレモン」の日本法人立ち上げに携わり、2019年、アジア初のルルレモン カントリーアンバサダーに選ばれる。同年4月、表参道に自身のヨガスタジオ「IGNITE YOGA STUDIO」をオープン。愛犬のウサインボル子もお気に入りの場所。

Column

毎日続けられる! 美しく痩せる1ポーズヨガ

大人気連載「美しく痩せる! 整える! 1分で1ポーズヨガ」が復活しました。ダイエットに悩む人はもちろん、新しい生活様式で体調を崩した人にも効くポーズがずらり。前回同様、美しいJURIさんが綺麗なボディづくりへと導いてくれます。

2020.11.09(月)
文=林田順子
撮影=鈴木七絵