これからは意見を持つ女が美しい 絶対に!
![表面的な美しさではなく内なる希望や個性を引き出すメイクやスキンケアを提案するKANEBO。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/e/-/img_1ea729b872324aa8c7229fed8367bda8189141.jpg)
芸能人が社会性ある意見を述べるとバッシングされる、日本という国にあっても、確実に増えている意見を言う美しい人たち。批判されてもひるまない勇気ある美しい人が増えている。
きちんと意見が言えることこそ、新しい時代の女性の魅力として計上していくためにも、こう言わせてほしい。これからは意見を持つ女性こそが美しいのだと。それを含めての美しさなのだと。
そして意見を言わせるのはいつも正義感であるべきだが、その正義感こそが、年齢を重ねても重ねても魅力が増えていく決め手になるのだということも。
手段は“怒り”でなく、“説得”。正義感に基づく“意見”を冷静にロジカルに穏やかに述べること、それがこれからの美のテーマになること、覚えていてほしい。いや、今後は紛れもなくそうなるはずなのだ!
そこで今回は、化粧品でありながらきちんと意見を持って未来という時代を見つめているブランドとそのメッセージ的な製品をここに挙げてみた。
きちんと意見を持つブランドのメッセージを 見逃さないで!
![35周年を記念し、三陽商会のプロジェクト「EARTH TO WEAR活動」とコラボ。余り布を再利用したポーチとスター製品を組み合わせたサステナブルなキットが登場。35th アニバーサリーキット ハンドケア(内容:ローズ ハンドクリーム、ラベンダー ハンドクリーム、ポーチ) 4,800円/ジュリーク・ジャパン(限定発売中)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/-/img_addda8057fbc389ef6b171a5cfa173e8143071.jpg)
たとえば、単なるオーガニックではない、もっと広い意味でのエシカルさを持ったジュリークがさらに明快に声を上げ、アパレルの服のハギレをポーチにするなどの具体的な活動を始めている。
![和漢植物の力で透明感あふれる美肌へ導く雪肌精の新シリーズは、肌のうるおいバリアへのアプローチでさらに澄み渡る健やかな肌に。透明感が加速する効能タイプ、低刺激処方のフリータイプから選んで。左から:雪肌精 クリアウェルネス スムージング ミルク 140mL 3,800円、同 フェイシャル ソープ 100g 2,100円、同 ナチュラル ドリップ 200mL 3,600円、同 ピュア コンク 200mL 3,400円、同 クレンジング ジェル 140g 2,100円、同 ウォーター シールド クリーム 40g 3,800円(すべて編集部調べ)/コーセー(2020/9/16発売)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/-/img_124e31944548918dddb48f8ec93f495b40767.jpg)
そして、コーセー「雪肌精」は地球に透明美をもらうという新処方、地球と肌のための新設計を発表した。
![環境に配慮したパッケージデザインにも注目。ラベルレス、プリントレスのミニマムなボトルや、外箱には日本でのリサイクル率が90%といわれるダンボール素材を採用している。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/-/img_08ea6088f7d1c3416ef24693cc3d18c756130.jpg)
またKANEBOは一人ひとりに希望をもたらす化粧品という新しい使命感を持つことになった。
![濃密なうるおいでメイクとケアを同時にかなえるルージュは、強さや気高さを表現する多彩なカラーが魅力。カネボウ モイスチャールージュネオ 全12色(左から:151、152、153、154) 各4,000円/カネボウインターナショナルDiv.(2019/9/4発売)](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/-/img_564474471cf93ae8312b00e7d97c23d149667.jpg)
こうした精神性を持った化粧品のメッセージを見逃してはいけない。
正義感が美しさの条件となる、動かぬ証である。
ジュリーク・ジャパン
フリーダイヤル 0120-400-814
https://jurlique-japan.com/
コーセー
フリーダイヤル 0120-526-311
https://www.kose.co.jp/sekkisei/
カネボウインターナショナルDiv.
フリーダイヤル 0120-518-520
https://www.kanebo-global.com/
齋藤 薫 (さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数の連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『されど“男”は愛おしい』(講談社)など、著書多数。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2020.08.16(日)
文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史
CREA 2020年9・10月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。