【STAGE】
ちょっとクレイジーだな と思う人のお芝居に弱い
◆劇団あはひ

元ネタの落語や能を、ミニマルにミックスアップしています。大学生とは思えないほど手さばきがきれいで、センスがいい。ヒップホップに親しんだ世代ならではだと感じます。
◆シベリア少女鉄道

前半に張ったたくさんの伏線を、後半のネタ(どんでん返し)で回収する、こんなにもリスクの高いお芝居は他にない。
あれを毎回やっているのはクレイジー。ネタのクオリティがいつも楽しみです。
◆ロロ

高校を舞台にした群像劇“いつ高シリーズ”は、主宰の三浦直之さんの青春に対する偏執的なこだわりが感じられて大好きです。ヒット曲の引用もすごく効果的。
◆ベッド&メイキングス
2014年の『南の島に雪が降る』は、お台場に立てたテントというロケーションとエモーショナルなストーリー、福原充則さんならではのアングラな雰囲気が相まって、まるで奇跡みたいだった。本当に好き。
◆ナカゴー

ナカゴーはシベリア少女鉄道の土屋亮一さんが教えてくれたのがきっかけでずっと見てる。面白すぎる。
2020.08.02(日)
Text=Takako Sunaga
CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。