ドミニク・ブシェ「おうち時間のオートクチュール」をお取り寄せ

 5年連続でミシュラン2ツ星を獲得した、東京・銀座の名フレンチ「ドミニク・ブシェ トーキョー」。そして、2年連続でビブグルマンを獲得した、姉妹店の「レ・コパン ドゥ ドミニク・ブシェ」。 

 ふたつのレストランを率いるドミニク・ブシェ氏が、自身の愛情がいっぱいにつまった料理をおうちでも楽しんでほしいと、スペシャリテを自宅で再現する料理キットの販売をスタートしました。

 アペリティフのお供から、前菜、メインディッシュ、デザートまで。日常の食卓に、自分の手で仕上げるプロの味を添えて、気分華やぐひとときが楽しめるこちらのサービス。

 ここ最近、オンライン料理教室に通ったり、お取り寄せ調味料を吟味したりと、突然料理に目覚めた初心者編集部員Mが、アペリティフのセットを取り寄せて作ってみました。

 今回作る料理は、フランス風のピクルス、チョリソーと黒オリーブのケークサレ、エスカルゴのクロケット、ハーブとパルメザンの焼きポレンタ、グリーンオリーブファルシという計5種のフィンガーフードの盛り合わせ。

 食材は冷蔵便で到着。ドミニクシェフのサインがあしらわれた上品な箱に、真空パックでパウチされた状態で、まるで宝箱のようにきれいに詰められていました。

 そして、料理の手順や、シェフのおすすめワインが書かれた説明書が1枚入っています。

 この肉団子みたいなものがエスカルゴかな? 焼きポレンタってどんな味!? 自分では作ったことのないメニューばかりで、胸が高鳴ります。それでは、レッツクッキング!

 まず、コーンミールを粥状に煮たイタリア料理「ポレンタ」を、カットして焼き上げた「焼きポレンタ」から調理。

 ほぼ完成間近の状態で真空パックに入っているので、こちらでやる作業は、2センチの厚みにカットして、小麦粉を両面にまぶし、油をひいたフライパンでカリッと焼き上げるだけ。

 次に、エスカルゴのクロケット(小さな丸い揚げ物料理)を、170度に温めた油できつね色になるまで揚げます。これも、"あとは揚げるだけ”の状態で届くので、楽チン。

 あとは、オリーブの中に生ハムクリームペーストをつめて、ケークサレを切り分けて、ピクルスをお皿に盛ったら完成!

 面倒な手順は一切なく、料理の仕上げのところだけをやればいいから、とにかく楽しいです。

 料理が苦手な人でも、簡単に完成させることができるはず。私は記事用に写真を撮りながらでも、35分ほどで調理が終わりました。普通に作れば、30分もかからずに終わってしまうでしょう。

2020.07.06(月)
文・撮影=CREA WEB編集部