簡単！ サバ缶餃子とさわやかキュウリサワー
東京・大井町にあるテキーラ専門のバー、「Gatito(ガティート)」。
テキーラはメキシコ原産で、アガベ(竜舌蘭)という植物から造られる蒸留酒です。このアガベ100パーセントのテキーラとメスカル(メキシコ特産蒸留酒)だけを厳選し、400種類も揃えるこの店では、メニューにない餃子がと～ってもおいしいと評判。
「餃子は宇宙です。あらゆるものが餃子になります！」という店主の伊藤裕香さん。
5回にわたって、お酒にぴったりな絶品餃子を教えていただきます。餃子に合う、お酒のアレンジもぜひお試しを！
鉄分も補給できる！ サバ缶餃子
第1回目は「刻まない餃子」。包丁をまったく使わずに作れます。
まずは豆腐に重しをして水きりし、乾燥ひじきを水に浸して袋の表示通りに戻すことからスタート。高タンパク質、低脂肪の餃子だから罪悪感なくいただけます。
簡単なことに加えて、栄養面でもすぐれもの。サバで血流を改善して、ひじきで鉄分を補給できるのも嬉しいですね。
「お酒に合わせるおつまみ餃子は、具材にしっかり味付けをするのがポイント」と伊藤さん。
なるほど、タレを付けるとタレ自体の味が強くダイレクトに感じられてしまうことも。おつまみ餃子は「具材に味付けしっかりめ」を心して、早速作ってみましょう～。
■材料 (作りやすい分量・20個分)
・サバ缶(200g)：1缶
・木綿豆腐(200g)：1丁
・乾燥ひじき：10g
・紅ショウガ：10g
・餃子の皮：20枚
・サラダ油：適量
・熱湯：適量
［A］
・片栗粉：大さじ1
・白だし：小さじ1
・胡麻油：小さじ1
■作り方
(1) 豆腐をよく水きりし、戻したひじきの水分もしっかりきる。サバ缶、紅ショウガの汁気もしっかりきっておく。
(2) ボウルに１の材料と［A］を入れてよく混ぜて、餃子の皮で包む。
(3) フライパンにサラダ油を熱して餃子を並べ、底から5ミリぐらいまで熱湯を注いで蒸し焼きにする。
餃子の皮は生タイプがおすすめで「買ったらその日に使うとやっぱり美味しい」と伊藤さん。
フレッシュな皮は香ばしく焼かれ、中はサバの旨みが具材全体にいきわたり、口当たりもソフトなのでいくらでも食べられそうです。食べたい分だけ焼いたら、残りは冷凍もOK。
2020.06.15(月)
文＝CREA編集部
撮影＝佐藤 亘
