世界中から人が訪れる観光地マラッカ(現地ではムラカ)。
首都クアラルンプールから車で約2時間の距離にあり、世界遺産の風情ある町並みが魅力です。
今回はマラッカグルメ第2弾、ディナーにおすすめの料理を紹介しましょう。
濃厚ピーナッツスープに驚き!
ご当地鍋「サテチュルップ」

砕いたピーナッツがゴロゴロ。色は中の具がまったく見えない茶系。まるでカレーのような見た目と濃度ですが、これがマラッカ名物「サテチュルップ」。
ご存じ東南アジア定番の串焼きサテーに必須のピーナッツソースをスープにしたもので、串に刺した肉や魚介などを浸し(チュルップ)、ゆでて食べます。

具に火がとおったら、皿の上にスープ(といってもタレのような濃度)も一緒に取り出し、具にたっぷりのせて食べましょう。すると、スープの深いコクが口いっぱいに広がり幸せホルモン全開に!
スパイスの香り、唐辛子の辛み、そしてピーナッツの香ばしさの三重奏は、冷たいビールにもよく合う濃厚さです。
ちなみにこのスープ、取材した「バンリーシアン」では、1989年の創業以来、継ぎ足し継ぎ足しで作っているそう。そのため、具材のうま味もしみ出した深い味に。もはや鍋の概念を超えています。


Ban Lee Siang(バンリーシアン)
所在地 45-F,Jalan Ong Kim Wee,75300 Melaka
電話番号 06-284-1935
営業時間 15:30~24:00
定休日 火曜
アクセス マラッカ中心部から車で約10分
2019.06.05(水)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)