問屋街「迪化街」で食べられる
蒸したての中華菓子
![「合興壹玖肆柒」外観。製造風景が見える。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/-/img_813956d8ecace9cb994643b4bd47b368240716.jpg)
![ずらりと並ぶ中華菓子。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/1/-/img_71d9d760b52fc503fde0ae1c9cd8e8e6182244.jpg)
![米粉菓子「鬆糕」の製造風景。ひとつひとつ手作りしている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/-/img_1f329490c7559ad00b0f3bb88a5f4def144449.jpg)
台北西側にある問屋街「迪化街」。
味わいのある古い町並みが印象的で、昔から台湾観光でも人気のスポットですが、近年古い建物をリノベーションし、老舗がリニューアルしたり、若手がおしゃれなショップをオープンしたりと訪れるたびに進化がみられる注目のエリアです。
「合興壹玖肆柒」は迪化街の北側に位置し、木造の扉に赤い暖簾が印象的な店構え。店の前を通りかかると店内のせいろから湯気が上がっている様子が見られます。
本店は中正記念堂駅すぐそばの南門市場の中にある、1947年創業で70年以上続く老舗の菓子店。
看板商品の米粉の蒸し菓子「鬆糕」などを食べやすいサイズ、そしてパッケージなどにもこだわって売り始めたのがこちらの迪化街の店。店の3代目が2016年の秋にオープンしました。
![美しいパッケージは台湾土産としてもおすすめ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/-/img_42af4a2b59f683b03d12e11260b5b567204653.jpg)
店頭のケースの中には「鬆糕」をはじめとした上品な雰囲気の中華菓子がずらり。
金額はどれも50元前後。1つだけ購入し、その場で蒸してもらうこともできますし、奥には休憩しながらゆったり味わえるイートインスペースもあり。
メニューはお菓子2個と台湾茶のセットが3種類のみです。
![店内奥のイートインスペース。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/b/-/img_5bd5b97649b219bb2404d863e55994e8167622.jpg)
![手前が「茶食套餐三」(220元)、奥が「茶食套餐一」(250元)のセット。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/-/img_bed85482e7307669b051714d76442b6e190683.jpg)
セットの「茶食套餐一」(250元)では当日製造した作りたての「鬆糕」とサクサクパイのような「蘇式酥餅」、台湾茶の組み合わせ、「茶食套餐二」(235元)では「鬆糕」または「蘇式酥餅」から好みのもの1つと、餅と羊羹を組み合わせたような「桂花條糕」または蒸し饅頭「包子點心」から好きなものを1つに台湾茶、「茶食套餐三」(220元)では「桂花條糕」と「包子點心」、そして台湾茶の組み合わせを楽しめます。
蒸したての鬆糕の食感はむっちりもちもちといった感じで、中の餡も胡麻、ナツメペーストなどこちらも数種が揃います。
台湾茶もホット、アイス、ブレンドティーなど質の高いお茶が豊富な種類から選べ、ホットはたっぷりとポットで提供。伝統菓子とともに台湾らしいティータイムを満喫できることでしょう。
2017年秋には最初にご紹介した新富市場の近くに系列カフェがオープン。
そちらもまた味わいのある建物をリノベーションした古さを活かした店舗になっており、雰囲気のある店内でアフタヌーンティのように盛りつけられた中華菓子のセットをいただけます。
こちらのお菓子が気に入った方はぜひ合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
合興壹玖肆柒
所在地 台北市大同區迪化街一段223號
交通 MRT大橋頭駅1番出口より徒歩約10分
電話番号 02-2557-8060
営業時間 11:00~19:00(月曜定休)
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
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2019.01.15(火)
文・撮影=矢作晃之