◆白マーボー弁当のレシピ

○白マーボー

■材料(2人分)

・木綿豆腐:1丁(300g)
・鶏ひき肉:150g
・粒マスタード:大さじ2
・牛乳:150ml
・長ねぎ:10cm
・えのきだけ:50g
・味噌:大さじ1
・水溶き片栗粉:大さじ3(片栗粉大さじ1:水大さじ2)
・ごま油:大さじ1
・黒胡椒:適量

■つくり方

(1) 木綿豆腐は2等分にして、キッチンペーパー2枚でくるみ、耐熱の皿の上などにおき(ラップはしない)1分半ほどレンジにかけ、水切りする。豆腐は2センチ角に切る。

(2) 長ねぎは小口切り、えのきだけは1センチ幅に切る。

(3) フライパンにごま油をひき、鶏ひき肉を入れて中火で炒め、全体が色づいてきたところで、豆腐を加えて、崩れないようにやさしく2分ほど炒める。

(4) 炒めたものを全体に寄せて弱火にして、空いたスペースに牛乳を入れ、そこに味噌と粒マスタードを入れて溶く。それぞれの調味料が馴染んだところで、豆腐やひき肉など、全体と絡めていく。

(5)水溶き片栗粉を少しずつ加えては混ぜ合わせ、仕上げに黒胡椒をふって出来上がり。

ワンポイント

つくり方(4)のところはフライパンの一角でマスタードホワイトソースを作るイメージで。豆腐を炒めた後に片側に寄せて、フライパンにスペースをつくって、牛乳を注ぎ、そこで味噌と粒マスタードを溶いていきます。そうすることで調味料がきちんと混ざった状態にできるし、そこから豆腐などに絡めていくことで豆腐が型崩れしていくのも防げます。

○小松菜のおかかあえ

■材料(2人分)

・小松菜:1/2袋(4~5株)
・塩:少々
・しょうゆ:小さじ1~2
・ごま油:小さじ1
・かつお節:2g

■つくり方

(1) フライパンに湯を沸かし、塩小さじ1(分量外)を入れ、小松菜をゆでる。はじめに根元の方を20秒ほど湯につけ、続いて全体を湯に沈めて1分ほどゆでる。冷水に取り、粗熱が取れたら水気を絞り、5センチの長さに切る。

(2) ボウルに小松菜を入れて、しょうゆ、塩、ごま油、かつお節をよくあえる。

ワンポイント

小松菜をゆでるときはフライパンで。お湯が沸くのも早いし、小松菜を入れる際にも水面が広くてやりやすいです。最初にこの作業をして、その後に洗わずに、お湯を捨てるだけで、白マーボーづくりを行うと、フライパンが予熱された状態で炒めものの作業ができるので、加熱もスムーズ。朝の忙しい時は、こういったフライパンの使い回しテクニックを知っていると時短になります。

マツーラユタカ(つむぎや)

物書き料理家。金子健一とともにフードユニット「つむぎや」として活動。“食を通して人と人、満ち足りたココロをつむいでいく”をモットーに、書籍や雑誌、イベントなどで創作和食を提案。地元である山形県鶴岡市など、ご縁ができた土地の風を運ぶ活動にも力を入れている。最新刊「お昼が一番楽しみになるお弁当」(すばる舎)が好評発売中。

Column

マツーラユタカの
がんばらないマイ弁当

自分のためのお弁当だから、人目を気にせず、気の向くままに。好きなものだけを詰め込んだっていいし、おかず2品だってもちろんOK! もっと自由に、もっと楽ちんに。つむぎやのマツーラユタカさんが、気軽に作れるお弁当レシピを考案してくれました。

2018.10.04(木)
文=マツーラユタカ(つむぎや)
撮影=平松市聖