Magnificent View #1429
マリーナタワー(アメリカ)
トウモロコシのような形をしたこのビルは、シカゴ川沿いに並ぶ多くのモダニズム建築のなかでも、ひときわ目立つ存在だ。
設計は、ドイツのバウハウスで学んだバートランド・ゴールドバーク。1964年の完成当時は、その斬新な形だけでなく、アメリカで最初の超高層建築として大いに話題を集めたという。
コンセプトは「街の中の街」。建物から出ずして不自由なく過ごせるよう、集合住宅のほか、店舗やレクリエーション施設なども設けられた。現在は、約900世帯が入居するマンションや巨大駐車場、オフィス、シカゴ川に直接出られるボートの係留所などが完備されている。
建築から半世紀が経った今も、その存在感は変わらず。コーンコブ(トウモロコシの穂軸)の愛称で、シカゴの人々に親しまれている。
文=芹澤和美
