「兵庫県加古川市に、素敵なフランス菓子のお店ができた」。そんな噂を耳にして、さっそく行ってみました。2018年6月28日にオープンした「Viva la Vida(ヴィヴァ・ラ・ヴィダ)」。

 JR加古川駅からは、車で約15分。最寄りの山陽電鉄別府駅からは徒歩約10分。目印は、ブルーの壁とドア。

 店内のショウケースには宝石のように美しい生ケーキがずらり。焼き菓子も、クロワッサンなどのパンも、全て、店主・末廣有康(くにやす)さんがひとりで作っています。

 末廣さんは、1968年生まれ。実家は、兵庫県加西市の寿司屋。調理師学校でフランス料理を学び、卒業後、新神戸オリエンタルホテル(現・ANAクラウンプラザホテル神戸)に勤めますが、フランス料理のレストランではなく、お菓子部門へ配属されます。

「修業を積み、コンクールに出たりもしました」

 ずっと製菓部門で腕を磨いていましたが、1995年、阪神・淡路大震災に遭い、実家へ戻ります。自作したデザートを寿司屋で出したり、一度は食の世界から離れたこともあるとか。その後、20年間、町場のケーキ店で働いてから、「自分が作りたいと思ったお菓子だけを並べた店を」と、自店をオープン。

 「特別な材料にはこだわりません。大切なのは、どうおいしくするか。自分がおいしいと思うお菓子にするために、毎日ベストを尽くしています」と末廣さん。

2018.08.26(日)
文・撮影=そおだよおこ