“世界一安い星付きレストラン”が
ついに日本上陸!
◆添好運(日比谷)
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4年連続でミシュランの3ツ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港「龍景軒」の点心師、Mak Kwai Puiシェフが、Leung Fai Keungシェフとともにオープンしたのが、この添好運(ティム・ホー・ワン)。“よりカジュアルに、日常的に本物の味を”のコンセプトのもと、オリジナリティあふれる点心を提供している。
2010年には、こちらもミシュラン1ツ星を獲得。“世界一安いミシュラン星付きレストラン”と称されるようになった。現在では台湾をはじめとするアジア各国やオーストラリア、アメリカにも進出。そんな話題の店が、ついに日本にもやってきたのだ!
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オープンしたのは2018年4月8日(日)。11時の開店にもかかわらず、7時半には客が並び出した。10時に獅子舞が登場すると、現場はお祝いムード一色に。高鳴るドラの音(ね)に、こちらの期待も膨らむ。やがて行列は驚きの長さに! 昼のピーク時には4時間待ち(!)にまでなっていた。
約2時間待ったところで私たちも入店。たっぷりと光が差し込む、いい雰囲気の店内。客席数は92あるそうだ。オープンキッチンを覗くと、そこにはスタッフがてきぱきと働く姿。立ち上る湯気に、わくわくが止まらない。あー、お腹がすいた。
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テーブルには、ポットに入ったプーアール茶がセット。「なんだよ、飲茶なのにお茶はこれだけ?」と思う香港通もいるだろうが、実はこれが添好運スタイル。香港の店と同じだ。
早速オーダーしてみよう。テーブルには写真付きメニューと注文用紙。これまた香港と同じ! よーし、早速鉛筆で希望数を書き込み、スタッフに渡す。
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まず運ばれてきたのは大根餅(480円)。おっ、ちゃんとシラチャーソースが添えられている。なめらかな口どけ、ほんのりと海老の香り。幕開けにぴったりの品だ。
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きたー! シグネチャーのベイクド チャーシューバオ(580円)。
メロンパンのような甘いパン生地に、チャーシュー餡がたっぷり。塩キャラメルのような甘い&しょっぱいが好きな人にはたまらない逸品。香港で初めて食べた時の感動がよみがえる。いや、それ以上かも!?
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王道点心をチェック。ポークと海老の焼売(580円)もうまいが、海老の蒸し餃子(580円)には驚いた。皮がとにかく秀逸! このクオリティで500円台とは!
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ほかに、海老とニラの蒸し餃子(580円)や7種野菜の蒸し餃子(480円)もいただく。皮から具が美しく透けて見える「粉菓」系も上手。
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ビールやハイボールもメニューにあるし、このあたりでつまみ系も押さえておこう。
白身魚とポークの甘長唐辛子焼き(680円)、海老の湯葉春巻(680円)、茄子の海老団子揚げ(580円)。
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ポークのワンタン 香辣黒酢(580円)は四川風の味付け。キノコと筍の揚げ春巻(580円)にはお好みでリーペリンソースをかけて。
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2018.04.30(月)
文・撮影=Keiko Spice