ワンランク上の調理道具を贈る時には、食いしん坊心と、美しく使える機能美を兼ね備えた逸品を選びたい。料理好きが推薦する理由に納得!

» 第2回 使う姿が美しくなるプロ仕様
» 第3回 “用の美”を備えた和の道具
» 第4回 実用性がありながら美しい佇まいの道具

カレー好きがぞっこん愛用

 カレーマニアとして知られ、レシピ本まで執筆しているミュージシャンの小宮山雄飛さん。

 いつもカレーづくりに愛用していて、贈りものにもおすすめなのが、「ル・クルーゼ」の鍋やスパチュラなのだという。玉ねぎをじっくり炒めたり、煮込んだりは、厚手の鋳物琺瑯鍋の得意とするところ。

 最近では、知人たちから「カレーつくって」と呼ばれることも多い。赤で統一した道具は、パーティの席でもカレーを主役にしてくれる。

A. TNS マルチパン 直径24×6cm 17,000円/ル・クルーゼ
B. シグニチャー ココット・ロンド 直径20×9.5cm 34,000円/ル・クルーゼ
C. グルメ・スパチュラVS(スプーン型) 30cm 3,000円、グルメ・スパチュラVS(M) 29.5cm 2,500円、コンディメント・スプーンBH 17.3cm 2,000円/ル・クルーゼ

A. ル・クルーゼの「TNS マルチパン」
 「玉ねぎを炒めてから煮込んで完成まで、このマルチパン一つでカレーの全工程をまかなえます。長時間煮込まないでもいいカレーの時に」

B. ル・クルーゼの「シグニチャー ココット・ロンド」
 「じっくり煮込むカレーには、やっぱり定番のココットロンドですね」。エナメルコーティングなので、汚れがつきにくいのもカレーにぴったり。

C. ル・クルーゼの「グルメ・スパチュラVS(スプーン型)」
「同(M)」
 「コンディメント・スプーンBH」

 鍋底を傷つけないシリコン製。「カラフルなので、つい集めたくなります」

●Recommender
小宮山雄飛(こみやま ゆうひ)さん[ミュージシャン]
「ホフディラン」のボーカル&キーボードとして活躍。ミュージシャンのかたわら、グルメにも精通し、雑誌連載や、カレーレシピ本出版など食のシーンでも活躍している。

2018.03.30(金)
Text=Noriko Ichida
Photographs=Kiyoko Eto

CREA 2017年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル。

CREA 2017年12月号

おいしいものから定番の名品まで
贈りものバイブル。

定価780円

例年、たくさんのアイテムを集めて撮影する『贈りものバイブル』の表紙ですが、今年はスタイリスト・田中美和子さんにお願いして、「もし、贈りもののお店を開くなら……?」をテーマに、素敵な品々をセレクトいただきました。その数、なんと40アイテム以上! 特集内にて一つひとつ、しっかりご紹介しています。