デスクを整えると仕事のレベルがアップする! かたづけ士 小松易さんが美しいデスクにする方法を伝授します。

 今回は、小松式デスク整理法で、編集部Kの“汚デスク”が“美デスク”に劇的変身。仕事も絶好調と効果テキメンです。

 明日からは人気企業のオフィスに潜入。美デスクでほほえむ女子はやはり、職場のエースでした。

仕事のレベルアップはまずデスクの片づけから!

教えてくれたのは かたづけ士 小松 易さん

 日本初の“かたづけ士”。2005年“かたづけコンサルティング”「スッキリ・ラボ」開業。執筆や講演などで幅広く活躍。最新刊『仕事力が10倍アップするシンプル片づけ術』(ソフトバンククリエイティブ)も話題に

 仕事に追われてバタバタ→デスクが散らかり放題に→頭の中も混乱……。こんな悪循環、身に覚えのある人も少なくないのでは?

「デスクの状態と仕事のパフォーマンスは連動します。デスクが乱雑になると、仕事の能率も悪くなる。逆にデスクを片づければ、仕事の能率も上がるわけです」と小松さん。散らかったデスクの悪影響は数字で表すこともできる。使いたい書類がいつも見つからない。そんな一日10分の捜しものも、年間にすれば44時間のロス! 捜す時間の分だけ仕事は遅れ、その仕事に関わるほかの人の時間まで奪っていることになる。

「機能的な整理ができなくても、まず、デスクのものを減らすだけでいいんです。外に出す→分ける→減らす→しまう。4つのステップで、とことんものを減らすことに集中。それだけで、確実に仕事の作業効率がアップしますよ」

 一気にデスク全体を片づけようとするのは、挫折のもと。1カ所ずつ、1回の片づけは15分。一日に多くて2セットの計30分までが、飽きずにストレスなく片づけられる目安だそう。

「デスクは収納の前に、まず仕事をするためのスペース。PCや文具と同じ“仕事のツール”と考えてください。より使いやすく整理するほど、連動して仕事の質も上がり、自分の能力を十分に発揮できます」

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2012.05.04(金)
text:Sachiko Yamazakiphotographs:Asami Enomoto

CREA Due Home 2012年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。