そういう工夫をするのって大好き

●スマートフォン

 iPhone6 PlusをiPhone7に買い替え。

 6Plusは画面が大きくて見やすいなあと思っていましたが、片手で持つとちょっと扱いにくかったのです。そしてiPhone7の魅力は、何と言ってもSuicaやクレジットカードを登録できること。お財布がとても小さいのでなるべくカードを持ち歩きたくないんですよね。

 防災グッズも常に持ち歩いていますが、ポーチの中身もどんどん変更しています。

●モバイルバッテリー

充電器はCheero Power Plus 3 stick。デザインも好きです。

 サイズも重さもおよそ半分のモノにしました(Cheero Power Plus 3 stick)。今まで使っていたモノは、iPhoneを2回フル充電できるパワーでしたが、今のモノは1回。でも、普段から2回充電することなんてなかったので、これで十分です。

 以前は本体の充電用のコンセントもとても大きかったので、そのぶん荷物もかさばりました。でも今は、USBケーブルだけでいいので、KindleやBOSEのイヤフォンのものを流用でき、わざわざ持ち歩かなくていいので、うっかり忘れた! ということもなくなりました。

●USBケーブル

 なるべく短いものにして、2種類をクルッとまとめています。

防災グッズはこのポーチに入れて、いつも持ち歩いています。

 その他、懐中電灯や携帯ラジオも小さいものにしているので、一回り小さなポーチに変更。

 実は、私はそういう工夫をするのって大好き。

 常にアンテナを張って、周りの人に聞いたり、新製品をチェックしたりしています。

 だからまた1年後は、もっといろんなもの、あるいは今使っているものをスリム化・軽量化しているかもしれません。

表紙装画「めんどくさい女」から卒業する方法(心屋仁之助・文 松尾たいこ・絵 廣済堂出版)

 三拠点生活を始めていなかったら、きっとここまでいろんなことにこだわらなかったとは思いますが、おかげで、世の中に出てくる便利なものや進化していっているものを知りたい気持ちになれるし、使うことができるのがとても楽しいです。

松尾たいこ(まつお・たいこ)
アーティスト/イラストレーター。広島県呉市生まれ。江國香織との共著『ふりむく』、角田光代との共著『Presents』などがある。数多くの書籍装画や広告の他、六本木ヒルズのグッズパッケージなども手がける。2014年より「千年陶画」プロジェクトで陶器作品の制作を開始。2016年「ブータン しあわせに生きるためのヒント」展(上野の森美術館)のアートディレクションを担当。東京、軽井沢、福井の3カ所を拠点に活動中。夫はジャーナリストの佐々木俊尚。
公式ブログ http://ameblo.jp/taiko-closet/
公式サイト http://taikomatsuo.jimdo.com/

Column

松尾たいこの三拠点ミニマルライフ

一カ月に三都市を移動、旅するように暮らすイラストレーターの松尾たいこさんがマルチハビテーション(多拠点生活)の楽しみをつづります。

2017.01.28(土)
文・撮影=松尾たいこ