Magnificent View #1025
メナラ庭園(モロッコ)
(C)Nico Tondini / Masterfile / amanaimages
乾燥した大地の中で、みずみずしい光景が見られるのは、モロッコの古都マラケシュにあるメナラ庭園。広大な貯水池の周辺にはオリーブの木が茂り、水辺に美しいパビリオンが立っている。
庭園は12世紀、ムワッヒド朝の創始者アブドゥルムウミンによって造成。その後、16世紀にパビリオンを建設するなど何度か工事が行われて現在の姿になった。
アトラス山脈の雪解け水を引いた貯水池は、生活や農業用の灌漑として作られたものだが、一時は軍隊用の練習用プールとしても使用されていたこともあるのだそう。
水辺のパビリオンは、外の喧騒を忘れさせてくれる場所。かつては貴族たちの絶好のデートスポットだったのだとか。今も暑さが和らぐ夕刻になると、カップルたちが仲睦まじくここを散策している。
文=芹澤和美
