Magnificent View #1024
京都タワー(京都府)
(C)Rudy Sulgan / Masterfile / amanaimages
京都駅烏丸口を降りた人々を最初に迎えるのは、地上131メートルの京都タワー。市内で最も高い建物で、展望台からは街を360度見渡すことができる。
東海道新幹線開通と同じ1964年に開業。白い円筒状の外観は、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたもの。高さは、当時の市の人口が131万人だったことに由来するのだそう。
このタワーの建設計画が発表された際、運営会社には抗議文や勧告文が殺到、反対の抗議集会まで行われたという。完成した当初は、「古都にふさわしくない」「景観を破壊するものだ」という意見が圧倒的に多く、市民には決して歓迎されていなかった。
開業して50年以上経った現在では、街のランドマークに。京都のほぼどこからでも眺められるこのタワーは、地元の人にとっては、まさに灯台のように、街を見守る存在となっている。
文=芹澤和美
