宿坊 恵光院の毘沙門堂で毎朝行う護摩祈祷。燃え盛る火炎は龍となる。 大門の前からの夕景。こちらも龍を思わせる吉兆雲。同じ景色を弘法大師も眺めていたと思うと感慨深い。 夜の大門。壇上伽藍とともに夜間ライトアップされる。不思議なくらい怖くないのは四天王に守られているからか。 指先まで血肉を感じる迫力。 壇上伽藍にある「御社」は高野山の守護神。僧侶が神社をお参りする姿も見られる。 修行後の僧侶がお礼を書き、納めている。 真言密教のシンボル、根本大塔。360度、どこから見ても美しく映えるよう設計されている。 大迫力の「血曼荼羅」は左右にかけられている。堂内には多くの壁画もあり、必見だ。 立体曼荼羅。ご本尊を囲み、16本の柱に大菩薩が描かれ、周囲の壁には八祖像が描かれている。 根本大塔と対をなす西塔。外観は重厚、内部の壁や天井は極彩色。西塔のご本尊は金剛界大日如来と胎蔵界四仏を祀っている。 金剛峯寺の大主殿。梯子は火事の際に素早く屋根に登り、貯めた雨水をかけるため。 大玄関・中門。襖絵は狩野探齋の筆とされる。 金剛峯寺の「蟠龍庭」。石庭では国内最大級。雲海の中で一対の龍が奥殿を守っている様を表現。 「御廟橋」を渡るとその先はもっとも神聖な場所。渡る前には立ち止まって合掌一礼を。 宿坊 西禅院の部屋から眺める壇上伽藍。高野山に行ったのなら、必ず宿坊に泊まり、一夜を過ごしてほしい。いつもと違う朝、昼、夜に心が洗われるのを実感できる。 (左)西禅院の風情ある佇まい。(右)稲作のない高野山ではしめ縄の代わりに切り絵の「宝来」を掲げる。御下がりの米と塩が振る舞われていた。 松下幸之助氏が長期滞在した茶室「仰塔庵」。 重森三玲による庭。宿泊客ならずっと眺めていられる。 西禅院の後藤慈延住職。親鸞聖人が修行した場所として知られる幽玄な本堂にて。 貴賓室に新しく描かれた木村英輝氏によるハスの襖絵。 引き戸に描かれた銀色のクジャクも、木村英輝・知位子夫妻の作品。 スイートルーム「月輪」。室名は吉本英樹氏の作品から。 Jr.スイート「金剛」。 三の膳まで付いた精進料理。3名までは宿泊する部屋で、4名以上は別室でいただく。 朝勤行は毎朝7時から本堂にて行われる。宿泊者は自由に参加可能で、読経が深く響き渡る。 瞑想「阿字観」体験は毎日行われ、宿泊者は無料。写経は受付で用紙と筆を借り、部屋で。宿泊者は無料だが、奉納料 1,000円で奥之院への奉納も可。 入り口からすぐの高野純子氏による獅子の襖絵。向かいには象が。 毘沙門堂入り口の天井画は、JOE氏による八方睨み龍。 (左)1階は物販。ごま豆腐やオリジナルのスウィーツを買い求める人で賑わう。(右)「角濱ごまとうふ総本舗 小田原店」の“ごまとうふ懐石 五彩”。小棚に納まった5種類のごま豆腐料理。龍神マッシュの茶碗蒸し、ご飯とお吸い物付き。 2,200円。 「高野山デジタルミュージアム」にある「高野山 café雫」。お土産も買える。 左奥から時計回りに、“和歌山みかんジュース” 500円、“自分で作るこうやくん最中” 680円、“高野山 精進カレー” 1,280円。猿田彦珈琲がプロデュースしたコーヒーも美味しい。 “天風てらす特製米粉バンズのクラフトバーガー(大豆ミート)” 2,300円、“天風ブッダボウル 米粉パンセット” 2,300円など。 (左)地元織物会社の半円ポーチ 7,150円、畳屋さんのイヤリング 2,500円、高野槇の数珠 2,100円。(右)ワークショップは塗香作り 5,500円など。 (左)2階にもテラスがあり、森がすぐそこに感じられ風が吹き抜ける。(右)2階のカフェ・レストランには観音画家・木綿花氏による大日如来の絵画「あまねく照らす」が。 南海電鉄「特急こうや」。 (左)極楽橋。4月中~下旬には桜が見頃を迎える。(右)極楽橋駅の天井絵巻。乗り換えでひと息ついてほしいというコンセプトで複数の作家が作画。 終点高野山駅の2階にある展望室からの眺め。空海が開いた天空の聖地に辿り着いた、と実感。