東京国立近代美術館へと向かう道すがら、竹橋での散策を楽しむ一色さゆりさん。 日本初の国立美術館であり、国内最大級の所蔵作品数を誇る東京国立近代美術館。 「美術館の春まつり」は東京国立近代美術館が毎年春に行う人気のイベント。 明治から昭和にかけて活躍した日本画の大家、川合玉堂の代表作のひとつ、《行く春》(1916年)。重要文化財。 六曲一双の屏風絵《行く春》はまさに圧巻。 絵画だからこそ見える春の美しさに思わず感嘆。 パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》(1925年)。MOMATでは、画家でありバウハウスで教鞭をとったクレーの作品を多数所蔵。 4階の第2室には建築家・清家清が設計した「移動式畳」の複製が。春の作品が展示される中、畳に座りながらゆっくりと鑑賞することができる。 京都四条派の日本画家、菊池芳文の《小雨ふる吉野》(1914年)。桜の花に降る小雨や水滴の描写は息を呑むほどの繊細さ。 活動初期から30年以上も樹木を描き続けている日高理恵子。桜の裸木を見上げて描いた《樹を見上げてⅦ》(1993年)は2.2×6メートルの大作。 圧倒的な筆致に引き込まれるような迫力を感じる《樹を見上げてⅦ》。 周囲の緑やビル群を一望できる休憩室「眺めのよい部屋」。「MOMATは展示室が広くて作品も沢山あるので、こういうスペースがあるのはとてもうれしい」と一色さん。 今なお高い人気を誇る染色家・芹沢銈介の型染カレンダーをずらりと並べた特別展示。ひな祭りなど愛らしいモチーフの春の作品も。 カレンダーの中から2024年と同じ巡りのものを見つけた一色さん。 児玉靖枝《ambient light ― sakura》(2002年)。絵の具を幾層にも重ねた、背景に溶け込むような桜の絵4点を印象的に配置。 間近に咲き誇る桜を見ることができるのもアート作品ならではの春の楽しみ方。 第二次世界大戦後のフランス彫刻を代表する女性彫刻家の一人、ジェルメーヌ・リシエの《蟻》(1953年)。2022年度の新収蔵作品。東京国立近代美術館のコレクションも鑑賞できるので、思わぬ出会いが待っているかも。 春を感じるオリジナルグッズ。 天気の良い日に最適のお休み処。 「美術館の春まつり」の作品を鑑賞する一色さん。 「美術館の春まつり」の作品を鑑賞する一色さん。 「美術館の春まつり」の作品を鑑賞する一色さん。 「美術館の春まつり」の作品を鑑賞する一色さん。 他の展示作品も多数あるので、思わぬ出会いがあるかも。