左がPixel 8 Pro、右が従来のPixel 7 Pro。正面から見ると違いはほとんどないように見えますが、果たしてどう進化したのでしょうか? 従来のPixel 7 Pro(上)の曲面ディスプレイが廃止され、本製品(下)では一般的なフラットディスプレイに改められました。これにより、曲面ならではの誤反応が解消されています ディスプレイが明るくなったことで直射日光下での見やすさは従来モデル(右)に比べて大きく向上しました 顔認証に加え、画面に埋め込まれたセンサーによる指紋認証にも対応します アプリ内での生体認証で、これまで使えなかった顔認証が使えるようになりました Pixelシリーズの強みである夜景モードも健在。ここでは実サイズより縮小しているため、本製品(左)とPixel 7 Pro(右)との違いはあまり目立ちませんが、細部の表現力は格段に向上しています。また暗い箇所も従来に比べて、細かいディティールを拾えるようになっています 写真設定(左)は従来に比べてさらに細かくなり、50MPのプロモードに切り替えられるようになったほか、レンズを手動で選べるようになりました。このほか動画設定(右)では新たに動画の手ぶれ補正モードが搭載されています 左が本製品、右が従来のPixel 7 Pro。UIのデザインも見直されています 左が本製品、右がPixel 7 Pro。いずれもデジタルズーム併用の最大望遠で撮影。本製品はデジタルならではの無理に引き伸ばしたようなノイズこそ減少していますが、中央の松の木のように、全体的にボケたようになるケースが稀にあります 本製品で撮影した写真(左)をiPhone 15 Pro Maxで撮影した写真(右)と比べると、松の木のシャープさが足りないのは一目瞭然。また大理石の表面も、ディティールが飛んでしまっていることが分かります 背面カメラ部の右端(赤丸印)に、新たに温度センサーが追加されています もっとも体温の測定には利用できず(左)、また材質をあらかじめ選択しなくてはいけません(右) 温度を測定するには対象から約5cmの距離に近づく必要があります(左)もっともこのデータをほかのアプリが利用することはできないなど、用途には制限があります(右) 「消しゴムマジック」を使って特定の被写体(ここでは人物)を除去できます。周囲から似た背景を持ってきて合成するという、一般的なレタッチに似た仕組みです その発展形である「編集マジック」では、生成AIを用いて指定範囲をまったく別の画像に入れ替えられます。この写真では画面中央、東京駅前の広場に別の公園が出現しています。画期的な機能ですが、使い道があるかと言われると微妙なところ さらに「スタイル適用」で、元写真(上段左)からまったく別の画像(上段右、下段左、下段右)を生成できます。これも「すごい」というだけで使い道がなさそうな機能です ベンチマークアプリ「Geekbench」が提供している歴代モデルのスコア。今回のPixel 8 Proは1700台後半ですので、iPhoneでいうとiPhone 11 Pro並ということになります。プラットフォームの違いを差し引いたとしても、もう少しパフォーマンスは欲しいところです https://browser.geekbench.com/ios-benchmarks/