緑がかった温泉で、冬は白濁することもある「長生の湯」。冷えた冬の空気と硫黄の香りが、温泉好きの心をくすぐります。 本館から離れた別棟に位置する「鶴の湯」と「亀の湯」は、ちょっとした小道を歩いて向かいます。 「亀の湯」と「鶴の湯」は日替わりで男女入れ替え制。どの湯からめぐるか、しっかり計画を立てて全湯を制覇したい。 檜の木枠で造られた六角形の湯舟の「亀の湯」。本館から離れているので、鳥の声や山の気配を感じながら温泉にひたれます。 「鶴の湯」は木造の屋根が付いた岩風呂。「亀の湯」と同様に、pH値は驚異の9.4! 敷地内の自家源泉の湯けむりがもうもうと立ち上ぼり、あたりいっぱいが硫黄の香りに包まれます。 球型三段重の一段目は、ばってら寿司と厚焼き玉子のおしのぎ。二段目は山菜のみずこぶや、あけび味噌、あんぽ柿など山らしい前菜が。三段目はヒラメを昆布で巻いた龍飛巻きの酢の物。写真左上はお造り。 脂ののったメカジキの煮物に、ミニフカヒレの姿煮をのせた茶碗蒸しなど、宮城県らしい食材が美しい器に盛られて登場します。 美しいサシがほどよく入ったA5ランク仙台牛のすき焼き。 朝食は佃煮や珍味、しびれる酸っぱさの梅干しなど、ごはんが進むおかずがあれこれと。 露天風呂付き特別室『松島』は1泊2食付き(2人利用)1人 44,000円~(休前日 47,300円~)※入湯税別。広々とした露天の檜風呂は源泉かけ流しで、山の景色も見晴らせます。 露天風呂付き特別室『松島』の洋間の和モダンなツインベッド。広めの和洋2間の客室で、ゆったり落ち着いて過ごせます。 浴衣と帯は、好きなものを自分で選ぶスタイル。色や柄が豊富に揃います。 湯かごとして利用できる大きめの麻のバッグも1人分ずつ用意され、館内の湯めぐりや食事に行くときに活躍します。 琢ひでの館内の廊下には、大小さまざまなこけしがズラリ。宿泊客が寄贈したものを陳列しているそう。 鳴子温泉郷の西の入り口、“鳴子温泉の奥座敷”とも呼ばれる中山平温泉エリアに位置します。