名古屋市の東山動植物園で暮らすニシローランドゴリラのキヨマサが、キャッチしたトマトを宙に投げ、クールに食べる姿がSNSに投稿され、「イケメンすぎる」と話題になりました。実はキヨマサは、“イケメンゴリラ”として注目を集めた、同園で暮らすシャバーニの息子です。

 現在はシャバーニをリーダーとして、メスのアイとキヨマサの3頭で群れを成し暮らしています。3頭の日常や、飼育員とのコミュニケーションについて、お話を伺いました。

初めから読む:「トマトを両手で掴み宙に投げ…」ユニークな仕草が話題のゴリラのキヨマサ。注目の裏で“残念”と言われた過去も《最近では父・シャバーニにバトルを仕掛け…》


ゴリラが嬉しい時に出すサインは?

 ゴリラといえば、ゴツゴツとした体つきが印象的ですが、野生の場合、主食は葉や茎、果実、根などの草食。たまに昆虫を食べることもあるそうで、動物園ではトマトをはじめ、レタスやキャベツ、ナス、白菜などの野菜、生木や牧草を与えているとのこと。

 身近でお世話をしている飼育担当者からしても、「野菜中心に食べていて、あんなに筋肉があるのは理解できません」と驚きを隠せない様子。ただ、性格は非常に繊細で神経質です。

「きっと警戒心が強いんでしょうね。例えば、いつも開いている扉が少し違ったりするだけで、普段とは動きが変わったりと、ちょっとした変化も敏感に察知しますが、大丈夫だということを声に出して伝えれば納得してくれます。それは、これまで我々飼育員と築いてきた信頼関係があるからかなと思っています。

 当園の場合はリーダーのシャバーニが納得すれば、ほかの2頭も安心するので、何をするにもシャバーニを尊重するようにしています。朝一番に『おはよう』と声を掛けるのも、ごはんを与えるのもシャバーニからにしています。

 ゴリラは嬉しい時やリラックスしている時に『グゥー』という音を発するんですが、シャバーニが『グゥー』と言うと、アイもキヨマサも連動して言うんです。最近は飼育員がいてもその声を頻繁に発しているので、群れの関係が良好なんだと思います」(飼育担当者・以下同)

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