バスターミナルから徒歩2分のデザインホテル
「モン」は、野沢温泉バスターミナルから徒歩2分の場所にあります。かつて木造旅館として営業し、近年は空き家となっていた築100年の建物を、川島範久建築設計事務所の川島範久氏がフルリノベーション。建物の構造、階段、外観を活かしながら、現代の旅行者が求める快適性とデザイン性を融合することで、「モン」として生まれ変わりました。
施設の名称である「モン(mont)」は、フランス語で山の意味。山の恵みをいただきながら人々が暮らす野沢温泉村を象徴する宿であり、また、村の入り口としての“門”でありたいとの思いが込められています。
ホテルのコンセプトは循環で、山々に囲まれた野沢温泉にあるブナの森は、雨水や雪解け水を蓄え、それが温泉となり、村に還元されます。また火祭りとして知られる道祖神祭りでは、ブナの木々を使ったやぐらに火を灯します。天からの恵みが水を生み、火を灯す。すべてが巡りながら、やがて森へと戻っていく。そんな循環の中に生まれたホテルが「モン」というわけです。
全室異なるアートで彩られた客室
全10室の客室は、太い梁や柱、土壁の質感を残しながら設計されているのが特徴です。さらには土や水、祈りの記憶をモチーフにした全室異なるアートが飾られています。造りも部屋ごとに異なるため、泊まるたびに新たな感動を味わうことができます。
注目したいのがレコードプレイヤーが置かれた部屋。常備されたレコードの中には、DJとしても活躍する沖野修也さんが主宰するアコースティック・ジャズ・ユニット、キョウト・ジャズ・セクステットが、この地に伝える民謡「道祖神のうた」をジャズ・アレンジでカバーした楽曲「DOSOJIN NO UTA」のレコードもあり、この土地の風土を違う感性で楽しめるのがいいですね。
